2015年03月10日

【みにクル】狭山丘陵公園調査2015年3月(守屋)

3月の狭山調査を行いました。
雨の予報だったのですが、上がりそうだったので実施したのですが、結果は最後まで小雨がしとしと降っていました。一雨ごとに暖かくなるのでしょうか。しかしこの冬、雨が多いような。
ちなみに、雨の日の調査はおすすめしません。鳥の活動が鈍るうえ、人の視界も悪くなり捕捉率がよくないためです。

さて、調査ではウソ10+が芽を食べていました。また、帰り道オオタカが出ました。雨の日でもいいこともあります。
定点50m以内では、16種72個体(3月平均17.5種87.5個体)、定点50m外も含むと、21種94個体(3月平均24.7種128.0個体)とどちらも平均より少なめでした。
2015Mar-Park.jpg
エラーバーは標準誤差

多摩湖では、5種62個体(3月平均7.3種105.2個体)とこちらも平均を下回りました。1,2月は平均以上の個体がカウントされていたので、今年の冬鳥がいなくなるのが早かったのかもしれません。特にカンムリカイツブリは2月は過去最高値165羽でしたが、3月は過去最低値9羽でした。
2015Mar-Lake.jpg
エラーバーは標準誤差

データの整理をし、過去6年間月別の観察率を出してみました。毎月観察された留鳥種を以下の表にまとめています。母数は6年×6定点なので、36回確認できていれば100%の観察率です。
シジュウカラ、ヒヨドリが8,9月に確認しづらい時期があるのに対し、安定感のあるハシブトガラスの観察率!また、アオゲラが観察率が低い月があるものの、毎月の観察記録があるのは意外でした。
2015Mar-Resi-%.jpg
赤は50%以下、緑は75%以下、黄色は76%以上です。

次回は4/4(土)AM6:30からです。お時間ありましたら是非。
http://www.bird-research.jp/1_event/index.html#minikuru
posted by ばーりさ at 14:50| みにクル報告(狭山)