11月のミニクル狭山公園調査を行ってまいりました。
やや寒くなってきました。
シロハラやツグミ、アオジ、シメなどが観察でき、冬の到来を感じさせます。
公園内調査50m範囲内では、14種101個体(11月平均15.6種116.4個体)と平均よりやや少なく、
公園全体では、20種188個体(11月平均23.8種176.8個体)と種数が全体的にもやや少ないようです。
多摩湖では、14種160個体(11月平均11種107.4個体)と平均よりも多く、マガモ、オカヨシガモ、ホシハジロなどのカモ類が多摩湖にしては結構確認できました。カンムリカイツブリも18羽と来ています。ハジロカイツブリも混じっていました。おそらく今は移動中なので、まだ安定しておらず越冬個体というにはまだ早いのですが。
2009年5月から67回の調査を行っています。現在、調査で毎回の観察率を誇るのが、ヒヨドリ、キジバト、メジロ、ハシブトガラス、ガビチョウの5種。70%以上が、シジュウカラ、コゲラ、ウグイス、カワウ、ハクセキレイ、スズメ、アオサギ、ヤマガラ、エナガ、コジュケイです。
なんとなく、狭山公園がどんなところか想像がつきます。
さてその中で主役とも言えるヒヨドリの動態を見ると、10月は秋の渡りのピークが見えています。また冬期の1月から3月にかけて徐々に減少し、春のピークが4月に見えていました。冬期の群れが去った後に、より南からの群れが渡りのため通過するのでしょうか。ただし春のピークは2013年の記録に引きづられ、明瞭ではない年もありました。
ヒヨドリの年変化(公園全体の平均個体数±標準誤差:2009-2014年)
2014年11月10日
【みにクル】狭山丘陵公園調査2014年11月(守屋)
posted by ばーりさ at 16:48| みにクル報告(狭山)