8月2日の土曜日、毎年恒例になっているツバメ例会を開催しました。研究例会を1時間と、それに続いてツバメねぐら入り観察会という内容です。
例会には35名ほど、観察会には50〜60名ほどの方にお越しいただきました。観察会の数がはっきりしないのは、多摩川をお散歩中の皆さんも参加してくださったためです(・o・)
例会では、渡辺仁さん(多摩川流域ツバメねぐら連絡会・都市鳥研究会)が、ツバメはヨシ原に好んでねぐらを作るが、トウモロコシなどの背の高い草や、街路樹、それもなければ電線をねぐらに使うこと。ねぐら入り時刻は時間そのものではなく、照度に関係していて、曇りで薄暗い日はねぐら入りが早まることなど、ねぐらにまつわるいろいろな話題を紹介してくださいました。それから私神山が、バードリサーチで取り組んでいるツバメと人の共生プロジェクトについて発表させていただきました。
ねぐら入り観察会の方は、多摩川縁でジュースやビールを飲みながら、ツバメが集まる6時半ごろまでおしゃべりしながら過ごしました。この日のねぐら入りは、いつになくツバメが低く頭上を飛び交ってくれて、大変見ごたえがありました。集まったツバメの数は、およそ2万羽くらいではないかと思われます。
日も暮れてツバメがヨシ原に入ったあとは、渡辺仁さん手製のライト付き大型双眼鏡で、ヨシにとまっているツバメを観察しました。昨年までは望遠鏡で観察していたのですが、双眼鏡だとライトに浮かんだたくさんのツバメの姿が近くから奥まで立体的に見えて、これもまた見ごたえのある光景でした。
ツバメ例会は来年も開催しますので、ぜひ皆様、お越し下さい。
例会のようす。
ツバメを待っています。
2014年08月04日
納涼ツバメ観察会&研究例会
posted by ばーりさ at 16:27| 活動報告