梅に…ではなくサザンカにウグイス。
サザンカやツバキは庭木にも多い身近な花だからか、食性データベースにも記録が溜まりつつあります。
内訳をみてみるとメジロ(7件)とヒヨドリ(5件)が多く、他にウグイスとヤマドリが1件ずつ。
サザンカとツバキについて記録の多い2種をみてみると、メジロは全て「蜜や花粉」を食べた記録でした。メジロは他にも、サクラ類、ウメ、マツグミ、ビワ、ヤツデなど、いろいろな花の「蜜や花粉」を食べたという記録が集まっています。(鳥が花に頭を突っ込んで採餌しているとき、外からの観察では蜜をなめているのか花粉を食べているのかよくわからないことがほとんどだと思うので「蜜や花粉」という選択肢にしていますが、実際にはほとんどの場合で蜜がお目当てだと思われます)
↑ツバキの「蜜や花粉」を採餌するメジロ
一方で、ヒヨドリがサザンカやツバキに来た記録は、「花や花芽」を食べた記録のみでした。
同じ花でも鳥によって利用の仕方が違っているのですね。
ヒヨドリはカンザクラ、ハリエンジュ、オウバイ、シデコブシなどでも「花や花芽」を食べた記録がありました。しかし、サクラ類の花では「蜜や花粉」を食べた記録の方が多いようです。ブルーベリーは「花や花芽」でも「蜜や花粉」でも記録されていました。今後もっと記録が増えたら、どんな花では花自体を食べ、どんな花では蜜を吸うのかもっと詳しくみてみたいと思います。
食性データベースでは、みなさんからの観察記録をお待ちしています!
投稿はこちらより。
観察したことを登録しれもらえれば十分で、写真は必要ありません。
観察したことを登録しれもらえれば十分で、写真は必要ありません。
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