2023年10月31日

JR芦屋駅でムクドリ調査 ケヤキよりもトウカエデが選ばれる?

兵庫県のJR芦屋駅でムクドリのねぐら調査をしてきました。

これまでのねぐら調査では、ケヤキがねぐら樹木として特によく選ばれることがわかりました。
https://db3.bird-research.jp/news/202103-no2/
JR芦屋駅では、駅ビルに沿うようなかたちでケヤキの木が3本、トウカエデの木が2本植栽されています。どの木も場所や大きさはよく似ていますが、ここではケヤキではなくトウカエデだけがねぐらに選ばれていました。
芦屋駅ムクドリねぐら.jpg
それぞれの木について木の大きさ、隣の木までの距離、建物との距離などを色々と計測してみましたが、はっきりした違いは特にありませんでした。
これまで調査をしてきたところではケヤキと他の木が同じように街路樹になっている場合はほぼ必ずケヤキがねぐらとして選ばれていましたが、他の場所でも調査を続けて、ねぐらができる条件を明らかにしていきたいと思います。

IMG_2722.jpg
ねぐらになっているトウカエデの木

ムクドリ調査では皆さんからの情報も引き続き募集中です!
みかけられたらぜひ教えてください
http://www.bird-research.jp/1_katsudo/mukudoriNegura/negura.html
posted by ばーりさ at 16:25| 活動報告

「旬の鳥、憧れの鳥の探し方」石田光史,文一総合出版

鳴き声で協力したこともあって,表記書籍をいただきました。ありがとうございました。

doc00258520231031130932_001.jpg

https://www.bun-ichi.co.jp/tabid/57/pdid/978-4-8299-7249-6/Default.aspx

月ごとに,みんなが見てみたいような鳥を紹介していて,図鑑的情報とともに,探し方などが紹介されているのが特徴です。

書店で見てみて下さい。

posted by ばーりさ at 13:22| 書籍紹介

お米とクッキーいただきました

さいたまのO井さんから今年も探鳥地としても有名な見沼田んぼでとれたお米をお送りいただきました。ありがとうございました。
探鳥楽しんで,そこを維持するNPO活動もしているの,素晴らしいです。
ぼくは玄米食なのですが,「それならミルキークイーンだよ」と去年送ってもらっていただき,美味しかったので,今年も楽しみです。

PA310390.JPG

シンバからは,中国の鳥学会のお土産で,クッキーを持ってきてくれました。

PA310391.JPG

缶を受け取って,何だこの重さは,とあけてみたら,このギュウギュウに詰め込んだクッキー!
日本ではありえません。中国的「おもてなし」なんでしょうね。

posted by ばーりさ at 08:54| いただきもの

2023年10月25日

意外と知られていない?「TORIクイズ」をあらためてご紹介

バードリサーチの野村です。
8月30日から9月12日まで会員の皆様にアンケートを実施させていただき、3474名の方に回答をいただきました。ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。
バードリサーチをまだ知らない方に私たちの活動の情報をどう発信していくのか、結果を参考に検討させていただいています。

今回のアンケートの中で、「普段使わないコンテンツ」を質問させていただきました。その結果、「TORIクイズ」と「鳴き声学習」を普段使っている方が少なめであることがわかりました。
画像1.png

TORIクイズを使わない理由は「それがあることを知らなかったから」が最多でした。
画像2.png

そのため、今日はまずTORIクイズについて、あらためてここで紹介させていただこうと思います。

TORIクイズは、野鳥の写真をみて、種類や名称、数を当てるクイズです。クイズを楽しむことはもちろんですが、クイズを通して野鳥の調査スキルを向上させたり、自分の調査スキルがどの位なのかはかることも可能です。

クイズは、超初級〜普通のレベルに分かれたものや、「陸の鳥」「水辺の鳥」などのテーマに分かれたものがあります。まずはレベル別のクイズにチャレンジして、より難しいクイズでの全問正解を目指してみてください!

TORI.png
実は「わからない」が正解になっているものもあるとか…。たしかにフィールドではいつも判別できる情報が揃うわけではないですよね。

TORIクイズ全体の総問題数はなんと6,760問!一度にたくさん回答するよりも、自身の野鳥判別レベルの確認のため、定期的にクイズにチャレンジし続けるのがおすすめです。
(問題数は、写真の提供をいただいて今も徐々に増えています。)

いろいろと説明をしてしまいましたが、だれでも無料で使えますので、まずはぜひ触ってみてください!
TORIクイズはこちらから
banner-toriquiz1.png
posted by ばーりさ at 11:49| その他

2023年10月23日

MieMuで、シロチドリの話をしてきました(守屋)

MieMuは三重県総合博物館のことです。
立派な建物でした。庭で親子連れが遊んでいて、近くに博物館の施設があるのはいいですね。
IMG_7622-001.JPG

今回、企画展『第35回企画展 鳥のひみつ調べ隊! みて・きいて・ふれて』の関連イベントとして、お話をさせていただく機会を得ました。
IMG_7623-001.JPG
「砂浜にシロチドリを探しに行こう」というタイトルで、シロチドリの生態やシギ・チドリや湿地、保全の事を話しました。90分の長い時間だったのですが、最後に質問も出て皆さん熱心に聞いていただきました。
シロチドリを怖がらせない観察方法とかを伝授しましたよ。

MieMuには、「坂本式動物剥製法」を著した橋本太郎氏(三重出身)のコレクションを多数所蔵しているとのことで、企画展は、わかりやすい解説をつけて多くの標本などを展示しており、鳥に興味を持つ入り口となるような企画展でした。ぜひ見に行ってみてください。バードリサーチからも鳴き声の提供をしています。11月と12月に、フィールドワーク「身近な冬鳥を観察しよう」もあるそうです。12/10日まで。
https://www.bunka.pref.mie.lg.jp/MieMu/p0031300086.htm

IMG_7614-001.JPG 
鳥の鳴き声が確認できる展示
IMG_7617-001.JPG 
イカルチドリとチドリ模様の小皿(文化的な展示も興味深かったです)
posted by ばーりさ at 12:46| 活動報告