2022年02月04日

修猷館新聞の取材を受けました

福岡県立修猷館高等学校の新聞部が発行する修猷新聞Neo に、
ムクドリのねぐらプロジェクト が取り上げられました!

修猷館高校の近くで夕方になると鳥の大群が目撃されるようになり、
その鳥の正体と集まる理由、対策についての取材でした。
ムクドリのねぐら情報を収集して解析していることと、ムクドリとの継続的な共生を可能にする対策を考えていることなどをまとめて下さりました。
関連して、元バードリサーチ職員の加藤ななえさんによる、カワウのコロニーを移動させた例も紹介されました。

修猷新聞表紙.jpg

新聞の中には他にも、昨今の国内での基礎研究の軽視と「役に立たないかもしれない」と思うこともある科目の受験勉強を絡めて論じた「論説」や、LGBTQ+を取り上げる映画制作の取材記事などがあり、高校生の視点を心強く思いました。
部活動について先生方の働き方改革に言及されているのも、今の学校環境を表す記事として、高校卒業から干支が一巡した私からすると新鮮な内容でした。
こうした記事の並びに加えて取り上げて下さり光栄です。

posted by ばーりさ at 10:00| 活動報告

2022年02月03日

ヒガラ,やや増えていた秩父

秩父に行ってきました。
ー5℃とそこそこ低い気温でしたが,風もなく,穏やかな日でした。陽も長くなってきたからか,カラ類が活発にさえずっていまいた。


1回目の調査で,ヒガラが少ないと,書きましたが,今回はさえずりが聞けたこともあって,そこそこ記録することができましたが,それでも今回も,例年より少ない感じでした。
調査地より少し,低い場所で,調査してみると,カラ類の混群に占めるヒガラの割合が高かったので,やっぱりすこし標高の低いところに移動しているのかなぁ,と思いました。引き続き観察を続けたいと思います。

カラ類でいうと,シジュウカラを見る頻度が増えているのもちょっと気になります。
シジュウカラは生息地域の幅の広い鳥ですが,分布をその場所の年平均気温で表現すると,分布の中心は,カラ類の中ではヤマガラに次いで,暖かい場所なんですよね。
個体数重みづけ.png
調査地の平均気温で見たカラ類の分布。■が中央値,棒が25-75%の範囲,点が生息範囲。

ヤマガラが高標高の場所で増加傾向にありますが,シジュウカラもそうなのかも,と,ちょっと思いました。

今日は,ちょっと変わったカツ丼。色違いの「ワラジ」です。片足はカツではなくて,味噌豚ロース焼きですが。

寶ハーフ丼(長瀞).JPG
posted by ばーりさ at 21:15| 活動報告