2022年01月22日

宮城県でハクチョウ調査をしました

はや1週間が過ぎてしまいましたが、1月15-16日の週末に、宮城県でハクチョウ調査を実施しました。この調査は日本野鳥の会宮城県支部、東北大学野鳥の会、そしてバードリサーチが協同で、モニタリングサイト1000の一環として実施している調査です。

今年で3年目ですが、寒波の影響もあってか、ハクチョウ類はかなり数が増えていました。写真の鳴瀬川-木間塚橋周辺はコハクチョウがいちばん多くいる場所で、私を含めて6名のチームで6千羽くらいをカウントしています。
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オオハクチョウは河川と湖沼に半々くらいいますが、コハクチョウは河川に多くいました。
大郷大橋上流2s.jpg

宮城県の平野部全体を日の出から2時間くらいの間に調査して、ハクチョウ類の全数をほぼ把握できました。調査結果がまとまったら、詳しく報告します。
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posted by ばーりさ at 11:28| 活動報告

2022年01月21日

奥多摩で越冬分布の情報収集

現在,繁殖分布に続いて,越冬分布調査の情報収集をしています。越冬分布でも東京はより細かいメッシュで情報収集していますが,奥多摩のメッシュに空白がたくさんあったので,今日,それを埋めるために調査に行ってきました。

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秩父なんかと比べれば,あまりつららも凍っていなく,寒さはそれほどでもないハズなのですが,夏と同様に原付で調査に行ったら・・・寒い。思いっきり着込んでいったのですが,寒い。心底冷え切りました。でも,目標としていたメッシュは無事データが取れました。

冷え切った身体は,内側から,ということで,今日はたくさん食べました。



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明日は檜原村方面に行ってきます。

posted by ばーりさ at 18:44| 活動報告

2022年01月14日

今年もヒガラ少なかった秩父の森

秩父の大山沢と秩父演習林の調査に行ってきました。
寒い日が続き,いい感じに凍っています。

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大山沢の林道の入り口は,数cmくらいの雪だったので,スノーシューは要らないよね,と車に残して登ったのですが,調査地は30cm以上の雪でした。

そんな状況なので,鳥は少な目。ゴジュウカラとコガラは普通にいますが,特にヒガラが少なく,一番麓に近い調査地点で1羽記録されただけでした。
雪のせいかな,と思いつつ,翌日向かった秩父演習林南斜面なので,雪は数cm程度。でもこちらでも記録できたのは数羽のみ。雪の影響はそれほどなさそうにも関わらず,やっぱり少ないです。こちらでも,調査地よりも400mくらい標高の低い林道の登り口付近では普通にいたので,冬に標高の低いところに移動するようになっているのかもって,ちょっと思いました。
来年とかも気にしてみていきたいと思います。

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今回は久々に卵とじです。もちょっと醤油っぽくてもいいかなと思いますが,なかなかいい感じでした。
posted by ばーりさ at 19:48| 活動報告

2022年01月10日

シロハラ増えていた佐渡 モニ1000調査2回目

雪の止み間を狙って,佐渡の調査に行ってきました。
天気予報通り,晴れ。雪も車で調査地には入れない程度には積もっていますが,歩くのにしんどいほどでもなく,ちょうどよい感じ。汚れていた登山靴も雪で磨かれ,新品のようにきれいになり,ちょっとうれしい(それなら自分で洗えって言いたいかもしれませんが,がまんしてください)。

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前回,少ないと言っていたシロハラ。普通にいるようになっていました。でも例年と比べるとちょっと少ないかもという印象です。ヒガラもいるけどちょっと少なめですかね。まだまだ雪が少ないから,大佐渡の方に残っているからなのかもしれません。

現在行われているインターネット・バードソンのテーマはカモメなので,海岸の移動の時に気にしていたのですが,かなり少ないです。ウミネコのコロニーにも早着のウミネコがいたりもするのですが,まったくいないですし,港にもオオセグロやセグロがパラパラいる程度。ちょっと残念でした。

今回のたれカツ丼はこちら。
肉はいいけど,衣が残念な感じ。

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残す今年の調査は,大山沢の2回目と,秩父演習林の1,2回目。今週後半に大山沢と秩父に行ってきます。


posted by ばーりさ at 18:35| 活動報告

2022年01月05日

今冬もチュウヒ類の就塒調査をしてきました

1月4日は恒例の渡良瀬遊水地でチュウヒ類のねぐら調査をしてきました。
この調査は、もう10年以上続く、栃木県のオオタカ保護基金とバードリサーチの共同調査です。
午後3時、集合場所の駐車場には栃木県内や埼玉県、東京などから10数名が集合。
その後、調査地点へ分かれてチュウヒたちの飛来を待つことに。

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   (調査中の様子 撮影:山ア優佑氏)

この日は、午後になると北西の強風が吹き荒れ、防寒着を着込んでも震える寒さ。
飛来したチュウヒは、ねぐら上空一帯を低く時に高く飛び周り、なかなか降りてくれません。

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(ねぐら上空へ飛来したチュウヒ 撮影:山ア優佑氏)

双眼鏡で追跡後、寝床へ降りたのを確認すると、一息を付く間もなくまた次の1羽へ。
中には30分以上ヨシ原を飛びまわる個体も…。
腕が疲れ、涙と鼻水が止まらないほどのきつさ。
それでも日没20分後ごろにはすべて入り終わり、調査の達成に少し気分がハイに。

今年は、野火の影響で一部のねぐらが消失したため、分散して就塒。
結果は、4か所でチュウヒが約30羽、ハイイロチュウヒ約10羽を確認。
年末に北日本などで大雪が降ったせいでしょうか。
過去の最多個体数には及ばないものの、昨年や一昨年より多い数です。
寒風の中、頑張っていただいた参加者の皆さんに感謝です。

この結果はチュウヒ保護ネットワークの全国チュウヒ類個体数調査に提供されます。
今冬のチュウヒ類の生息状況はどうなのでしょうか。
渡良瀬と同じように記録数が多いのでしょうか。楽しみです。




posted by ばーりさ at 18:15| 活動報告