2021年12月14日

日本野鳥の会のとっておきの野鳥の授業 日本野鳥の会編 上田 恵介監修 山と渓谷社

日本野鳥の会の会報である「野鳥」誌は、野鳥の会創設時から発刊されていて、野鳥に関するあらゆる話題を取り扱っています。2024年に創刊90周年になるそうです(ちなみにバードリサーチは、2024年で20周年です)。

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本書は、ここ10年の間に野鳥誌で組まれた特集から選りすぐりの研究や保護に関する話題をとりあげています。
内容は、カッコウの托卵やモズのはやにえ、シジュウカラの言語などの不思議な生態、機能的な体の構造のこと、衛星発信器による追跡や、海鳥のバイオロギングのような近代の調査技術、シマアオジやシマフクロウなど野鳥の会が後押しする保全活動などなど、読み終わるころには現在の野鳥に関する知識を幅広く得ることができそうです。 

執筆陣も豪華で、こんな授業受けてみたいですね。
(どうですかね。毎週この本を教科書に順番でオンライン講座を開いてくれないですかね)

どこから読み始めてもよく、長すぎずまとめられていて内容も分かりやすいです。より深く野鳥の事を知りたい人にとって最適な入口かもしれません。
ぜひ年始休みに読んでみてはいかがでしょうか。


【内容】
第1章 深遠なる鳥たちの行動と生態
第2章 鳥たちの驚異の仕組みとチカラ
第3章 野鳥保護最前線 日本野鳥の会の取り組み

【定価】
1980円
posted by ばーりさ at 16:13| 書籍紹介

2021年12月12日

鳥になるのはどんな感じ? 川上和人/監訳・解説 嶋田香/訳 羊土社

鳥になるのはどんな感じ? 見るだけでは物足りないあなたのための鳥類学入門
デビット・アレン・シブリー/著
川上和人/監訳・解説  嶋田香/訳
3,400円+税10%
羊土社


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伊豆沼の嶋田さんの奥さんが翻訳し,あの川上さんが監訳・解説をした本をいただきました。
ありがとうございました。

開くと,鳥の絵がでかくてインパクトあるな,と最初に思います。解説を見ていると,ほぼ実物大に描かれているそうです。最初の方のページは体の大きい水鳥なので,あふれんばかりのインパクトのある絵になるわけですね。

タイトルに「見るだけでは物足りないあなたのために」とあるように,一見,図鑑ぽく見えるのですが,内容は,全く異なります。形態から,生理,生態,保護まで多岐にわたるトピックが書かれていて,なかなか勉強になります。

アメリカの本だけに,出てくる鳥がなじみのない鳥なのが,ちょっと親しみの面からちょっと難がありますが,それを差し引いてもよい本だと思います。観察会のときのネタ本にも。

書店で見かけたら,ぜひ開いて見てみてください。
posted by ばーりさ at 16:39| 書籍紹介

筑波大学でお話ししてきました

昨日,筑波大学で,参加型調査についての話をしてきました。学生さんたちに,カモカウントと,陸鳥調査をちょっと調査経験をしていただき,その後,参加型調査の成果や問題点についてお話ししました。

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天気も良く,いい経験になったのでは,と思います。
調査体験にあたっては,興和オプトロニクス株式会社から,双眼鏡を貸していただき,ありがとうございました。

終了後,久々にカツ丼食べてきました。醤油のたっている関東らしいカツ丼でした。

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posted by ばーりさ at 10:23| 活動報告

2021年12月07日

今年の活動報告(年報)ができあがりました!(守屋・高木)

2021年のバードリサーチの活動をまとめた活動報告(年報)が完成し、刷り上がったものが事務所に届きました。
今年も表紙写真は皆さまからご提供いただいた写真から選ばせていただきました(詳しくはニュースレターで♪)が、高級なアクセサリーやお菓子のパンフレットのようなしっとりシックな仕上がりになりました。いかがでしょう?瓜田英司さん撮影のハマシギです。
表紙の色味は毎年変えたいとは思っていて、表紙写真コンテストのテーマ設定でその辺を考えるのですが・・・。水鳥というテーマでダークブラウンとは、嬉しい誤算、となりました♪

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デザインしてくださったのは今年も、いきものパレットさんです。いつもありがとうございます。
発送は来週を予定しています。皆さまのお手元に届くまでもう少しかかりますが、楽しみにお待ちください!

これまでの年報はこちらで見ることができます。こうして見ると、黄緑系と青系が多いですね。今年のPDFの掲載は、また後日〜。

posted by ばーりさ at 16:36| 活動報告

2021年12月02日

見沼田んぼでとれた無農薬米いただきました

埼玉の大井さんからお米いただきました。大井さんが活動されているNPOで,探鳥地としても知られている「見沼たんぼ」でとれた「にじのきらめき」という品種の無農薬の新米だそうです。鳥見るだけでなく,そこの農業活動もしているなんて,素晴らしい。

「玄米と白米どっちがいい?」と聞かれたので,「ぼくが普段食べているのは玄米だけど,みんなは白米の方がいいと思うから,白米で」と言ったら,玄米と白米両方送ってくれました。

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みんなからは,「それって完全に両方要求してますよ」と言われてしまいましたが…。

うちのスタッフみんなで食べて,健康に,良い活動していきたいと思います。ありがとうございました。

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posted by ばーりさ at 13:24| いただきもの