2021年05月15日

栃木県立中央公園調査報告

早くも5月中旬。
騒々しく鳴き騒いでいるのは留鳥のエナガとシジュウカラ。
4月に巣立ちしたエナガの幼鳥はもう親鳥と同じ大きさです。
少なくとも12羽の幼鳥と成鳥4羽。
どうやら2家族の群れのようです。

さらにシジュウカラも巣立ちビナを連れていました。
こちらは巣立ちして日が浅いようです。
ヒナの尾の長さは3pほど。
口を大きく開けてしきりに親鳥にアピール。
今朝は公園の2か所でヒナ連れが見られました。

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   (枝で休むシジュウカラの巣立ちビナ)

植込みの地上でごそごそしているのはムクドリたち。
彼らも子育てに大忙しです。
地上を休みなく動き回っては虫やミミズを集めていました。
まだ巣内育雛中のようです。
公園に彼らの巣立ちビナが現れるのはもう少しあとです。

一方、夏鳥のササゴイはまだ巣造り中です。
ケヤキの高い枝に巣材を運んでいました。
脚の赤い雄が折り取った枝をくわえて雌のところへ。
雌が受け取って巣に差し込んでいました。

210515_sasagoi.jpg
    (巣造り中のササゴイのつがい)

一時は12つがいまで増加したササゴイ。
しかし、今年はやっと3つがいが営巣中です。
このあとまだ新たなつがいが飛来すると良いのですが…。

先週まで公園で囀りが聞かれていたキビタキやセンダイムシクイ。
今朝はまったく聞かれません。
しかし、まだ渡り途中の鳥たちもいるようです。
遠くでアオバトの独特の囀りが聞こえてきました。
渡り途中のアカハラ2羽はツリーと鳴き交わしながら飛び回っていました。

来週にはカッコウの鳴き声も聞かれるかもしれません。

記録種数:22種 記録個体数:108羽(幼鳥含む)
参加者:7名
次回は5月22日午前6時30分からです。
担当:BR平野


posted by ばーりさ at 15:00| みにクル報告(宇都宮)