10月から始めたムクドリのねぐら調査は、これまでに100箇所を超えるねぐら情報が集まっています。
現在いろいろな解析をしていて、例えば街路樹の中ではケヤキがねぐらに選ばれやすく、反対にサクラはほとんど選ばれないこと、他の木や建物との距離などがねぐら場所の選択に効きそうだということなどを数値で示せるようになってきています。
場所も沖縄から福島まで全国各地から届いており、地域別の解析もできそうな数になってきました。
データをお送りくださった皆様、ありがとうございます。
当初は10月から12月の間のみデータを募集する予定でしたが、今後も情報を募集します!!(過去の情報もお待ちしています)
そこで今回は、最近見つけたムクドリのねぐらを紹介します。
秋まではケヤキやイチョウなどの落葉広葉樹にねぐらをとっている例が多かったのですが、落葉後は多くのねぐらが消滅して移動したようです。東京では、冬期は竹藪でねぐらをとっている例が多いようで、近所でも複数箇所に竹藪ねぐらがありました(写真 1、2)。
写真 1. ムクドリとオナガがねぐら入りする小規模な竹林
写真 2. 雑木林の一角にある竹藪。雑木林のうち、この竹藪の部分にだけムクドリがねぐら入りしました
また、落葉後のケヤキの木にねぐらが残っている例も稀にあるようです。(写真 3)。
写真 3. 落葉後のケヤキにねぐら入りした珍しい例をお送り頂きました
今後もねぐらを見つけられたらぜひ情報をお寄せいただければと思います。
全国の皆様どうぞよろしくお願い致します!
ムクドリ調査についてはこちら
http://www.bird-research.jp/1_katsudo/mukudoriNegura/indexNegura.html