バードリサーチの研究支援プロジェクト(2019)で、皆様からご支援いただいている調査の近況報告が届きました。
渥美美保さんによる
「愛知県矢作川支流、籠川両岸の樹木伐採工事に伴う生息鳥類の変化調査」
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です。
この調査研究プランは、河畔林の伐採が進められている籠川で、工事前から行っていた日々の記録をもとに、工事が終わるまで継続して調査を続けることで、鳥たちにどんな影響が出るのかを明らかにしようというものです。(詳細はコチラ)
いただいた近況報告をご紹介します!
この調査研究プランは、河畔林の伐採が進められている籠川で、工事前から行っていた日々の記録をもとに、工事が終わるまで継続して調査を続けることで、鳥たちにどんな影響が出るのかを明らかにしようというものです。(詳細はコチラ)
いただいた近況報告をご紹介します!
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籠川の樹木伐採および橋梁補強工事開始から1年、完了から5か月が経過しました。計画通り3月から月に10回の観察を続けています。コロナ禍と猛暑以外に、2つの点で想定外な状況が生じました。1つは、すべてと聞いていた樹木の伐採範囲は、実際には全体の5-6割ほどに留まったこと。もう1つは、伐採前の観察データが少なかったこと。伐採で視界が良くなり、岸辺の野鳥が見つけやすくなったことや、調査者の野鳥観察眼が鋭くなっている可能性も関係しそうですが、現時点で伐採の悪影響は限定的と感じます。観察を来年2月まで続けつつ、残りの期間は観察記録を比較し、数値で影響を示す難しさに直面しそうです。
●調査風景
●調査方法
観察した都度、以下の手順で結果を整理。
1. 帰宅後、観察した野鳥を紙に書き出す(下図)。
2. 種ごとに場所(水辺、沿岸の緑地帯、沿岸の農耕地)で色分けしてエクセルに入力(下図)。漏れがないよう、紙のリストに転記済みのチェックマークをつけながら行う。
●今後の方向性
これまでの観察から予想される伐採の影響
・悪影響を受けた種: ウグイス、コジュケイ、カシラダカ
・好影響を受けた種: コチドリ、セッカ、ヒクイナ、ノビタキ、セキレイ類
⇒これらを数値で裏付ける