2020年10月28日

ムクドリのねぐら調査をしています!(植村)

今月から、ムクドリのねぐら調査を始めました。
全国のみなさんからムクドリのねぐらの位置情報を集めて、ねぐらがつくられる大まかな場所の条件を知ろうという目的です。
詳しくは調査のページに書いていますが、みなさんから集めるねぐらの位置情報と並行して、ねぐらの詳細な環境を調べる調査も行っています。

この環境調査の一環で、埼玉県の新座市に行ってきました。
ムクドリのねぐらの多くは街路樹につくられるのですが、ここでは写真のように電線にたくさんのムクドリがねぐらをとっていました。
新座市電線ムクドリ.png
志木駅西口から駅前の通りに約100 mにわたってねぐらが続いていたので数を数えてみると、その数はなんと1365羽!

志木駅では東口にも大きなねぐらががあるので、合わせると一体どのくらいの数になるでしょうか。
東口のねぐらは街路樹につくられていて、調査に行ったときには数を数えるのが難しかったのですが、これだけのムクドリたちはどのくらいの範囲から集まっているのでしょうね。


ケヤキなどの落葉樹のねぐら環境を、葉が散る前に集めようと思って今日も調査に出かけます。
みなさんが普段通られる場所でムクドリのねぐらを見つけられたら、ぜひ調査ページ入力フォームから情報をお送りください!
posted by ばーりさ at 11:56| 活動報告

2020年10月27日

近況報告2019≫ 愛知県矢作川支流、籠川両岸の樹木伐採工事に伴う生息鳥類の変化調査

バードリサーチの研究支援プロジェクト(2019)で、皆様からご支援いただいている調査の近況報告が届きました。

渥美美保さんによる
愛知県矢作川支流、籠川両岸の樹木伐採工事に伴う生息鳥類の変化調査
です。

この調査研究プランは、河畔林の伐採が進められている籠川で、工事前から行っていた日々の記録をもとに、工事が終わるまで継続して調査を続けることで、鳥たちにどんな影響が出るのかを明らかにしようというものです。(詳細はコチラ

いただいた近況報告をご紹介します!

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籠川の樹木伐採および橋梁補強工事開始から1年、完了から5か月が経過しました。計画通り3月から月に10回の観察を続けています。コロナ禍と猛暑以外に、2つの点で想定外な状況が生じました。1つは、すべてと聞いていた樹木の伐採範囲は、実際には全体の5-6割ほどに留まったこと。もう1つは、伐採前の観察データが少なかったこと。伐採で視界が良くなり、岸辺の野鳥が見つけやすくなったことや、調査者の野鳥観察眼が鋭くなっている可能性も関係しそうですが、現時点で伐採の悪影響は限定的と感じます。観察を来年2月まで続けつつ、残りの期間は観察記録を比較し、数値で影響を示す難しさに直面しそうです。


調査風景

画像1s.jpg


●調査方法

観察した都度、以下の手順で結果を整理。

1. 帰宅後、観察した野鳥を紙に書き出す(下図)。 

画像2.JPG

2. 種ごとに場所(水辺、沿岸の緑地帯、沿岸の農耕地)で色分けしてエクセルに入力(下図)。漏れがないよう、紙のリストに転記済みのチェックマークをつけながら行う。

画像3.JPG画像3.JPG



●今後の方向性

これまでの観察から予想される伐採の影響

・悪影響を受けた種: ウグイス、コジュケイ、カシラダカ

・好影響を受けた種: コチドリ、セッカ、ヒクイナ、ノビタキ、セキレイ類

⇒これらを数値で裏付ける


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posted by ばーりさ at 14:48| 研究支援(近況報告)

2020年10月24日

中央公園10月24日調査報告

夜半過ぎまで降った雨も止み久しぶりの調査。
ただ、雲が低く垂れこめた薄暗い朝です。
それでも調査終盤には晴れ間も広がりました。

10月下旬になり、ヒヨドリやカケスの渡りは一段落したようです。
騒々しく鳴き交わしながら通過する群れは記録できませんでした。
ヒヨドリはやや多いものの20羽弱。
カケスは記録できませんでした。

駐車場のアキニレの街路樹でアトリの鳴き声。
まだ青々と葉が茂っているためなかなか姿が見つかりません。
それでも青い実をもぐもぐ食べる1羽が観察できました。

20201024_atori.jpg
     (アキニレの実を食べるアトリ)

残念ながら冬鳥はこのアトリのみです。
シメやジョウビタキは記録できませんでした。

個体数が多かったのはシジュウカラとメジロでした。
さらにシジュウカラの群れにヒガラが記録できました。
2羽ずつ計4羽。
今年は市街地周辺の公園に早くから出没しているヒガラ。
ここでも昨年に続き越冬するかもしれません。

メジロは鳴き交わしながら群れで飛び交っていました。
今日は少なくとも17羽。
公園に1本だけあるカキの木で実を交互に食べていました。

20201024_mejiro.jpg
      (柿の実を食べメジロ)

ただ、今年はカキの実は不作のようです。
この木も数えるほどしかなっていません。

今年はケヤキもカエデの実もほとんどなっていません。
アトリが観察されたものの果たして今冬は越冬するのでしょうか。
シメやイカルは…。
あとは、ユリノキとヒマラヤスギの種子のなり具合に期待です。

参加者3名 記録種数20種 記録個体数116羽
次回は10月31日午前7時からです。BR:平野




posted by ばーりさ at 11:58| みにクル報告(宇都宮)