2020年1月に開催した第2回インターネット・バードソン参加者の皆様からいただいたコメントをご紹介します。
インターネット・バードソンについて
観察記録が越冬分布調査のデータになるのがよかったとの感想を何名かの皆さんからいただきました。私もそこがバードリサーチのイベントらしいところかと思っています。
それから、探鳥スポットの加点ルールが分かりにくかったというご意見を複数いただきました。公開設定の観察について5ポイント加点していたのですが、説明がきちんとしておらず、申し訳ありませんでした。
野鳥登録Webサイト「フィールドノート」の使い勝手について
予想種を表示する「周辺で見られる種」画面について
・入力した種が多くなると種名を見つけにくくなる。
・予想精度がわるい
・予想精度がわるい
この二つの問題は同根で、観察した種がリストの上位にないことが原因です。野鳥記録が登録されることで精度が上がる仕組みなので、皆さまのご協力をお願いいたします。大まかな仕組みを説明すると、野鳥分布の知見に基づく推測に、半径10km以内の観察記録を加味して予想種リストを作ります。繁殖期は繁殖分布調査のメッシュデータも使うので、越冬期よりも予想精度が高くなっています。
・途中で入力が消えてしまった。
原因として考えられるのは、スマートフォンで種名リスト画面を表示した状態で、右上の×ボタンを押すか、ブラウザの戻るボタンか、Androidの画面下部にある戻るボタンを押すと、ひとつ前の画面に戻って途中までの入力が消えてしまうことです。「追加」ボタンを押すと入力が保存されますので、しばらく操作しないときは「追加」ボタンを押してください。プログラムの改良でも対応したいのですが、少し時間がかかります。
調査地はどのくらいの広さがよいか
ご自身でデータを利用される場合は、もちろんどの範囲で記録を残すかという考え方次第ですが、バードリサーチで分布図作成などにデータを使わせていただく場合は1km〜20kmのメッシュを使うので、あまり細かく記録していただく必要はありません。
私自身は、住んでいる周辺は数百メートル間隔くらいで調査地を登録して、たまにしか行かない場所は、ナントカ山やナントカ湖くらいの広さがひとつの調査地です。
自分でデータを使う場合も、あまり細かい記録だとデータ整理ができないと思います。公園、散策路、川の橋から橋まで、のような地形のまとまりを調査地として記録することをお勧めします。
データ整理にはフィールドノート ver2の検索・作表機能が便利です。