2020年02月12日

野鳥のモニタリング調査について高校で話をしてきました(守屋・奴賀)

都立立川高校でモニタリングについて話をする機会をここ数年いただいています。モニタリング調査は、バードリサーチの基幹の仕事なので、いろいろ成果も話せますし、良い啓発にもなりますのでありがたい機会です。
(スーパーサイエンススクール指定校なので、課題を見つける機会として行っているそうです)
2-IMGP0004.JPG
午前中は、野鳥観察の基礎、双眼鏡の使い方などの説明をしてから、昼頃まで野外観察とできれば班に分かれて定点カウントを一緒に行います。定点カウントができなくて観察だけになったり、その辺りは融通を聞かせてます。
昼食をとり、午後は座学で野鳥のモニタリング調査の説明(意義・調査方法・分析方法・成果や利用など)を行い、休憩をはさんで、違う地点や年の鳥のデータを比較して、なぜ違うのか考えてみるといった鳥類のモニタリングデータの考察をみんなで行い、解説した後質問を受けておしまいです。
NPOが、どうやって暮らしているのか興味を持って質問する生徒もいました。不思議でしょうね。こういう仕事の人の生態は。
1-IMG_6946.jpg

アンケートで、こんなに身近に鳥がたくさんいると思わなかったという感想はよく聞きます。
よく観察することの大切さとか、また環境の違いで、いる鳥が違うことや、データのいろいろな見方を通して科学的なリテラシーを持つことなどを認識してもらえないかなと思っています。

個人的な興味で、何歳ころから生物に興味を持ったかということもアンケートで聞いています。さすがにこのイベントに参加するだけあって、小さいころから生物に興味を持っている方が多いです。また兄弟などの家族の影響も大いにありそうです。しかも導入は鳥じゃない人も多く、昆虫とかが多い印象です。
小さいころに理解者がいて、捕まえたり、触ったりというのは大事なのかもしれませんね。

奴賀さんと手探りでやっていたことが徐々に形になってきたので、教育コンテンツにならないかと思っています。

のちのちバードリサーチの調査に関わってくれるようになれば、最高です。

1-IMGP0001荳区オ・.JPG
昨年の大雨で河道内は環境が激変してました。
posted by ばーりさ at 18:41| 活動報告