2020年02月18日

日本生まれのノジコ、フィリピンでの暮らし

バードリサーチ調査研究支援プロジェクト(2019)で、皆様からのご支援を募集している調査研究プランをひとつずつご紹介します。

今回は、福井市自然史博物館の出口翔大さんによる
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日本生まれのノジコ、フィリピンでの暮らし − 越冬地における個体数、生息環境 −
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です。

夏鳥の減少について考えるとき、越冬地のことが頭を過ぎります。しかし、どんな環境に生息しているのか、多くの種でわかっていません。繁殖地が日本のみとされているノジコもそんな鳥のひとつです。出口さんは、主要な越冬地と考えられているルソン島北部に向かい、越冬個体の数や越冬環境を明らかにしようとしています。
(詳細PDF版はコチラ

ご支援いただける方は、プロジェクトのページをご覧いただき、ご寄付&ご投票をお願いいたします。(お寄せいただいた寄付をもとに、より多くの投票を集めた調査研究プランに、より多くの支援金を贈呈いたします)
ぜひ、皆さまからの応援の気持ちを届けてください。
2月末日まで!

バードリサーチ調査研究支援プロジェクト
http://www.bird-research.jp/1_event/aid/kifu.html

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posted by ばーりさ at 11:36| 研究支援(調査研究プラン紹介)

2020年02月17日

愛知県矢作川支流、籠川両岸の樹木伐採工事に伴う生息鳥類の変化調査

バードリサーチ調査研究支援プロジェクト(2019)で、皆様からのご支援を募集している調査研究プランをひとつずつご紹介します。

今回は、渥美美保さんによる
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愛知県矢作川支流、籠川両岸の樹木伐採工事に伴う生息鳥類の変化調査
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です。

毎年のように各地で大きな水害が起きています。そのためか、以前にも増して河畔林の伐採が進められているように感じます。渥美さんは、籠川でも樹木の伐採がこの冬に行なわれることを知り、2018年3月から事前調査を続けてきました。工事後も同じ調査を続け、鳥たちにどんな影響があるのか、明らかにしようとしています。
(詳細PDF版はコチラ

ご支援いただける方は、プロジェクトのページをご覧いただき、ご寄付&ご投票をお願いいたします。(お寄せいただいた寄付をもとに、より多くの投票を集めた調査研究プランに、より多くの支援金を贈呈いたします)
ぜひ、皆さまからの応援の気持ちを届けてください。
2月末日まで!

バードリサーチ調査研究支援プロジェクト
http://www.bird-research.jp/1_event/aid/kifu.html

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posted by ばーりさ at 17:57| 研究支援(調査研究プラン紹介)

冬のバードバスの状況(守屋)


暖かい冬ですね。です。
202002110931SHIZUOKA1-BirdBath-スズメメジロ_Moment.jpg
現在、稼働中センサーカメラによるバードバスの日々の訪問状況です。
設置した土地や環境によって鳥相も異なりますし、同じ場所でも昨年とは様子が違いました。

●静岡バードバス
20191210-20200216shizuoka.png

ヒヨドリ、スズメ、メジロの訪問が多く、シジュウカラが少ないことやイソヒヨドリが訪問していることが特徴的です。冬鳥のジョウビタキが1月後半から確認されなくなりました。きれいなオスだったのですが、今年は暖かいので移動も早いのでしょうか。

●倉敷バードバス
201911001-20200216kurashiki.png

8月15日のお盆から稼働していたのですが、10月中旬までなにも訪問しませんでした。ちなみに12月は庭の手入れの影響で一月ほど休止しています。
10月中旬以降は、シジュウカラなどの訪問がありましたが、年明けからシジュウカラの訪問がなく、メジロ、ヒヨドリ、シロハラがよく訪れています。ツグミ、ホオジロが少ないですが他では見られていない種です。

●清瀬バードバス
WINTER-2019&2020-KIYOSE.png

清瀬は2018年11月頃から稼働していますので、昨年と今年の12月から1月末までの冬の状況を比較してみました。□枠が昨年の訪問日で、朱色のマークが今年です。
ヤマガラ、ジョウビタキ、エナガが今年は来ていません。最近も周囲で観察しているので、なぜか水場には来ていないようです。シジュウカラ、メジロ、ウグイスも今年は頻度が減りました。反対にキジバトが12月下旬からよく来ています。キジバトは留鳥なのですが冬によく訪問し、昨年は2-3月に頻繁に訪問していました。今年は一月ほど早まっているようです。
周囲の様子も特に変わりがないように思います。そこで、近くの所沢観測所の平均気温と降水量を、昨年と今年で比較しました。確かに今年は気温も高く、降水日も多いのですが、データを見ると降水日も鳥の訪問はあるので、降り方とか他の要因などとの複合的なものかもしれません。

所沢天気.png
2018-19年と2019-20年の所沢気象観測所における平均気温と降水量

まだ、数機かセンサーカメラがありますので、ご協力いただける方はご連絡ください。




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posted by ばーりさ at 16:20| 電子工作戦隊

日本にいる日本にいない鳥

バードリサーチ調査研究支援プロジェクト(2019)で、皆様からのご支援を募集している調査研究プランをひとつずつご紹介します。

今回は、西田澄子さんによる
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日本にいる日本にいない鳥 − 飼鳥として国内に存在する非在来種鳥類の調査 −
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です。

海外の珍しい鳥が観察されて、話題になることがあります。その理由の一つが「籠抜け」と呼ばれる飼育個体が逃げ出したというもの。実はこの問題の全貌はよくわかっていません。西田さんは、籠抜けについてのウェブ情報の収集と販売店の実地調査によって、どんな鳥が多く籠抜けしているのかを調べ、籠抜け防止について考えるきっかけを作りたいと考えています。
(詳細PDF版はコチラ

ご支援いただける方は、プロジェクトのページをご覧いただき、ご寄付&ご投票をお願いいたします。(お寄せいただいた寄付をもとに、より多くの投票を集めた調査研究プランに、より多くの支援金を贈呈いたします)
ぜひ、皆さまからの応援の気持ちを届けてください。
2月末日まで!

バードリサーチ調査研究支援プロジェクト

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posted by ばーりさ at 15:48| 研究支援(調査研究プラン紹介)

2020年02月16日

インターネット・バードソンのアンケート結果

2020年1月に開催した第2回インターネット・バードソン参加者の皆様からいただいたコメントをご紹介します。

インターネット・バードソンについて

観察記録が越冬分布調査のデータになるのがよかったとの感想を何名かの皆さんからいただきました。私もそこがバードリサーチのイベントらしいところかと思っています。

それから、探鳥スポットの加点ルールが分かりにくかったというご意見を複数いただきました。公開設定の観察について5ポイント加点していたのですが、説明がきちんとしておらず、申し訳ありませんでした。


野鳥登録Webサイト「フィールドノート」の使い勝手について

予想種を表示する「周辺で見られる種」画面について

・入力した種が多くなると種名を見つけにくくなる。
・予想精度がわるい

この二つの問題は同根で、観察した種がリストの上位にないことが原因です。野鳥記録が登録されることで精度が上がる仕組みなので、皆さまのご協力をお願いいたします。大まかな仕組みを説明すると、野鳥分布の知見に基づく推測に、半径10km以内の観察記録を加味して予想種リストを作ります。繁殖期は繁殖分布調査のメッシュデータも使うので、越冬期よりも予想精度が高くなっています。

・途中で入力が消えてしまった。
原因として考えられるのは、スマートフォンで種名リスト画面を表示した状態で、右上の×ボタンを押すか、ブラウザの戻るボタンか、Androidの画面下部にある戻るボタンを押すと、ひとつ前の画面に戻って途中までの入力が消えてしまうことです。「追加」ボタンを押すと入力が保存されますので、しばらく操作しないときは「追加」ボタンを押してください。プログラムの改良でも対応したいのですが、少し時間がかかります。

名称未設定 1.png

調査地はどのくらいの広さがよいか

ご自身でデータを利用される場合は、もちろんどの範囲で記録を残すかという考え方次第ですが、バードリサーチで分布図作成などにデータを使わせていただく場合は1km〜20kmのメッシュを使うので、あまり細かく記録していただく必要はありません。

私自身は、住んでいる周辺は数百メートル間隔くらいで調査地を登録して、たまにしか行かない場所は、ナントカ山やナントカ湖くらいの広さがひとつの調査地です。

自分でデータを使う場合も、あまり細かい記録だとデータ整理ができないと思います。公園、散策路、川の橋から橋まで、のような地形のまとまりを調査地として記録することをお勧めします。

データ整理にはフィールドノート ver2の検索・作表機能が便利です。


posted by ばーりさ at 13:55| フィールドノート使い方