2019年09月05日

バードリサーチの目印

バードリサーチの外観は一見するとアパートなので、通り過ぎてしまう人が多くいます。
そこで以前、道路側から見やすい位置に看板をつけていましたがちょっと重かったため、針金が切れてしまうことが良くありました。暴風の時などは危険です。
そのため今回、耐久性に若干の心配はあるものの軽い布素材で旗(幟?)を作りましたので、この旗めがけてご来所いただけたら幸いです。
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守屋の手作りです。

posted by ばーりさ at 19:31| お客さん

みにクルで九十九里浜北部にシギ・チドリ類調査(奴賀)

9/2、みにクルで九十九里浜北部にシギ・チドリ類調査に行ってきました。
みにクルは、「調査」体験企画ですが、調査といってもシギ・チドリを一緒に探して、一緒に識別して、一緒に数えます。シギが識別できないとダメ!ってことはないので、気軽に参加して大丈夫です。

今回の参加者は常連のSさん1名。
写真1.調査風景.jpg
調査風景。

最初の調査地でまずはトウネン1羽を確認。その次は遠方で波打ちきわをダッシュする小型シギの小群を確認。
まぁミユビシギだろうと記録しているうちに、群れが近づいてくると、なんとトウネンの群れでした。

砂浜の波打ち際で波と一緒にダッシュするのはミユビシギだけではありません。トウネンも、なんとキアシシギも群れでダッシュするのを見た事があります。気をつけなければ。。。
その後は、メダイチドリ30羽ほど、ミユビシギ200〜300羽、オバシギとコオバシギの群れなどを観察しました。

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ミユビシギ。

写真3.オバシギコオバシギ.jpg
オバシギ(右から2羽目)とコオバシギ。

オバシギの方がくちばしが長いのでシルエットだけでも識別可能。オバシギは首も長いように見える。

この日は快晴でしたが、最後はこんな帯状の雨雲で雨に降られてしまい、そこそこ濡れてしまいました。
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みにクルは、バードリサーチの調査の様子を見学してもらう企画です。
posted by ばーりさ at 11:10| 活動報告

2019年09月03日

野鳥の名前を調べる初歩の手助け

野鳥の観察を始めた最初はまず見た野鳥が何の仲間かも分からず、図鑑の最初のページから繰って絵合わせで鳥の名前を調べていました。徐々にだいたい何の仲間かわかるようになって図鑑を引くスピードも上がります。
面倒と感じる人もいるかもしれません。楽しい手間でもあるのですが...。

現在の画像認識技術はその手助けをしてくれます。

何度か紹介したことがありますが、Google LENSは、スマートフォンのアプリケーションです。
十分な大きさの写真なら、やたらと野鳥の識別精度が高くちょっと驚きます。

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正解。

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標本も。

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ここまでくると驚異的。

ただ、分類群を絞るという点では便利ですが、100%ということはありませんので、そのあとは、自力で識別点などの照合を行いましょう。
まだ頼りすぎてはいけません。
posted by ばーりさ at 13:26| 電子工作戦隊

2019年09月02日

シギ・チドリ調査講習会 北海道(守屋)

シギ・チドリの講習会で北海道に行ってきました。

講習会というのは、モニ1000の活動を報告したり、調査に役立つ情報を提供したり、新しい人をシギチカウント沼に引きずり込むことを目的としています。

北海道は道東や道北を中心に素晴らしいサイトが多いのですが、道央や道南にはサイトがあまりありません。
しかしながら、いろいろシギチドリが観察できると聞いていたので、新規参入してくれないかと企画しました。

今回は座学と実習で2日間に分け、33名のご参加をいただきましたました。ありがとうございました。
座学では、環境省多様性センターの吉川さんに、生態系モニタリングを100年続けるというモニ100の枠組みの話。地元の先崎君に北海道で観察できるシギや探鳥地、見方のコツなどを話し、愛知の高橋さんに小型のオバシギの識別の深い話をしてもらいました。

ちょっと難しい識別の話は毎回入れています。
モニタリング調査では、ほとんどが普段見られる種類ですが、シギ・チドリ観察は思いがけない種が日本にやってくるのを見つけることができる楽しみもあります。日々変わる渡り鳥の鳥相を楽しみながら、自分に合ったスタイルでモニタリングを続けてほしいと考えています。

今回は幅広い年代の方に来ていただきましたが、大学生ぐらいの若者たちも多く活発な印象を受けました。2日目の実習地に朝から30kmほど自転車を漕いでやってきてました。若さってすごいですね。歳取るとそんな発想がありません…。

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キリアイ 幼鳥

実習は総じて個体数は多くなかったのですが、数種類のシギ・チドリ(キリアイやコアオアシシギなどなど)を観察することができ、カウントの要領などを学んでいただきました。新しい協力者が現れると増えるとうれしいです。

帰りには、北海道ならではということで舞鶴遊水地という所でタンチョウを見ることができました。石狩川水系にさらに4基ほど遊水地を作る計画だそうです。緊急時に水を貯める遊水地は、平時には湿地の生き物を支える場所として機能しそうです。観察小屋もあったのでそういう目的に使われるのだと思います。草を刈って浅い水面を出してくれるとシギ・チドリも来そうです。広大な北海道だからできることかもしれませんが、豪雨災害が多い昨今、防災と生物多様性の機能を備えた施設が多くできないかなと思いました。

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飛行機から見た舞鶴遊水地、広い。



posted by ばーりさ at 18:32| 活動報告

去年(2018年)のマガモは、一部調査地では早く来て、遅くまでいたようです。

秋ですね。関東でも、もうコガモがやってきているそうです。今年のガンカモ・シーズンの始まりに、昨年・一昨年(2017/18年と2018/19年)の初認・終認時期を調べてみました。と言っても、いちばん数の多いマガモと、渡去時期が遅いキンクロハジロの2種だけなのですが。初認・終認の早い・遅いは、記事の最後に付けてある個体数変化グラフから読み取っています。

マガモでは2018年の初認が早く、終認が遅い傾向があったようです。差があったのは北日本の越冬地でした。一方、キンクロハジロは調査地数が少ないので、何とも言いがたい結果でした。ただし両種とも、2年で差がない調査地がほとんどでした。

2019年は1-2月が昨年より暖かく、3-4月は逆に昨年より寒くなりました。マガモがいなくなるのは4月なので、宮城など北の越冬地では低温の影響があったのかもしれません。宮城より北の調査地は中継地で移動途中の個体が通過しているので、多少の気温の違いには影響されないのかもしれません。

マガモの初認・就任時期。最大個体数が300羽以上の地点を比較。
マガモの比較.png

キンクロハジロの初認・就任時期。最大個体数が100羽以上の地点を比較。
キンクロの比較.png

季節変化のグラフです。両年とも観察頻度の高かった調査地を比較しました。グラフ右端が0羽まで記録されていない場合に、強制的に0羽の点が打たれているのでご注意下さい(作図プログラムのバグのようです)。




posted by ばーりさ at 11:21| 活動報告