2019年05月08日

全国鳥類繁殖分布調査も開幕 まずは伊豆で調査

今日,全国鳥類繁殖分布調査,最初の調査に伊豆に行ってきました。まだカッコウ類が来ていないので,調査時期にはやや早いのですが,昨年,ほかの調査の際に日中ですが,データはとってあることと,20年前も早い時期に調査していたので,やってきました。

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気持ちの良い朝,コロニーからは続々とヒメアマツバメが出陣していきます。
キビタキ,オオルリ,サンショウクイ,サンコウチョウといった夏鳥も記録でき,調査開幕としては,いい調査ができた感じです。

全国鳥類繁殖分布調査も残すところあと2年です。最終年度は予備ということで,今年は調査できていないところ精力的に回ろうと,2か月間の相棒もできした。こいつです。月3万以下で借りられる車種もありましたが,快適さを重視して,1万円少々たかい,こいつを相棒にえらびました。
足のばして寝られるので,長丁場も疲れずに生活できそうです。

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最初のカツ丼はちょっと外れでしたが,この繁殖期も頑張っていきたいと思います。

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posted by ばーりさ at 16:19| 活動報告

2019年05月06日

多摩川流域のイワツバメの分布

 この連休,あいまの時間に多摩川流域を原付で走りつつ,イワツバメのコロニーの分布を調べてきました。

 イワツバメってなんとなく山に多いイメージありません? なので,上流の橋にコロニーが多くあるんじゃないかと思っていたのですが,違いました。

イワツバメ分布.GIF 
イワツバメの分布 赤がコロニーのあった橋,青がなかった橋

 中流に多く,上流と下流は少ないのが見て取れます。
 下流の方は,環境が悪いなどの理由で,イワツバメが生息していない可能性がありますが,上流の方はどうなんでしょうか?
 最上流部の赤い丸は,実は川ではなくて,駅に営巣していたのをたまたま見つけた記録です。
 上流の方では橋ではなく,そうした建物などに営巣していることが多いので,こうした分布になるのでしょうか?

 東京都繁殖分布調査の結果を見ると,都心部ではかなり少なそうですが,上流部の方と,中流部では分布がそれほど違う感じではなさそうです。
 これを見ると,利用する場所が違う可能性も高いかな,と思います。もうちょっと情報収集してみます。


イワツバメ分布2.GIF

 もう1つまわっていて気づいたのは,スズメとの関係です。90年代にまわった時にはスズメが入っているイワツバメの巣が多く,かなりの脅威になっているように思いましたが,今回,あまり見かけず,イワツバメの巣ではなく,ほかの隙間で営巣しているのを見かけました。スズメの営巣場所選択が変わったの何なのか,それもちょっと気になりました。
posted by ばーりさ at 15:37| 活動報告

2019年05月03日

カルガモの産卵、オスはいつまでいるの?

ヒナの生存率を調べるカルガモ・サバイバル調査に備えて、カルガモが産卵しそうな場所の下見をしています。バードリサーチ事務所近くの公園で、メスが巣の場所を決めたようです。まだ卵はないようですが、そろそろかもしれません。ところで、オスはいつまで一緒にいるのでしょう? イギリスのマガモの繁殖の様子を書いた論文では、オスは産卵が近づくほど、他のオスに交尾されるのを防ぐためにメスに近い位置に留まるようになり、抱卵が始まって数日経つと姿を消すということでした。カモ類は越冬期から交尾をしている姿を見かけますが、受精にいちばん有効なのは産卵直前の交尾ですから、最後の最後に別のオスに取られては大変です。

手前の小島にいるのがメス、奥がオスです。
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別の場所で2月に撮影した写真で雌雄の見分け方を説明しましょう。奥のオスは、上尾筒(尾羽手前の背中)が真っ黒で、背中の羽に羽縁が少ないせいで体全体が黒っぽく見えます。手前のメスは上尾筒が褐色でかつ羽に羽縁があり、背中の羽の羽縁もハッキリしています。このメスはかなり色が薄いのですが、色の濃い薄いには個体差があります。しかし、上尾筒と背中の羽の羽縁の存在に注意すれば、雌雄はかなり見分けられます。この特徴は越冬期も繁殖期も変わりません。
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posted by ばーりさ at 12:15| 活動報告

2019年05月02日

今年もスタート 東京都鳥類繁殖分布調査

5月になりました。調査の季節です。
東京都鳥類繁殖分布調査のメッシュ調査。今年もスタートです。

まずはリハビリかねて,自宅からほど近い国立市南部の4メッシュを調査。

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平地とはいえ,4km,集中して歩くのはけっこう疲れますね。
エナガの分布が拡がっていることや,多摩川に近づくとホンセイインコが少なくなることなど,データの蓄積をすることができました。

明日も違う4メッシュ,調査しようと思います。


posted by ばーりさ at 10:28| 活動報告

2019年05月01日

今年のツバメは九州は普通,それより東は早く,東北はやや早

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5月になりました。ツバメの初認も落ち着きましたので,今年の初認の状況をまとめてみました。


全体的に見ると,今年のツバメはかなり早めで,2009年とパターンがよく似ていました。


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 確かに「今年は早いな」って感じましたが,その後,急に寒くなって,前線の進行が遅くなったような気もしました。地域によっては違いがあるかも,と,地域別に集計してみました。

 すると,意外なことに九州はそれほど早いわけじゃなかったんですね。例年2山型になって,九州がいち早く渡来しているのがその山がなく今年は1山型で,中四国とほぼ同じタイミングで渡来していたようです。そして,中四国以東が例年より早く,その後のスローダウンを反映してか,東北はやや早め程度という感じでした。

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posted by ばーりさ at 13:28| 活動報告