2019年04月21日

生態園の鳥チェックリスト(千葉県立中央博物館)

今日は,先日千葉県博を退職された大庭さんのお疲れ様会でした。
その際に,博物館での最後の出版物の表記書籍いただきました

生態園観察ノート No.20
新版 生態園の鳥チェックリスト
千葉県立中央博物館

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生態園で記録された鳥と1989年以降の記録状況をまとめたものです。
ヒバリやセッカ,ホオジロ類などが近年記録されなくなっているところなどは東京都繁殖分布調査の結果と一緒ですね。
東京で増えているエナガやヤマガラなど森の鳥は,最初からいるみたいで,そこは共通していませんでした。
メボソムシクイが途中からいなくなって,オオムシクイがでだしているのは,分類変更の影響ですかね。

いろいろ見させていただきます。ありがとうございました。


posted by ばーりさ at 17:40| 活動報告

2019年04月19日

九十九里シギチドリ調査+みにクル+新人研修(守屋)

みにクルと新人の山崎君の研修を兼ねて、九十九里浜のシギチドリ調査に行ってきました。
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先日までいたらしいミヤコドリも居らず、ダイゼン1、メダイチドリ9、ハマシギ1、シロチドリ+、コチドリ+とかなり寂しい感じでした。シギチドリの訓練にはあまりなりませんでしたが、調査なのでこういう日もあります。
DSCN5041.JPGメダイチドリ

ただ、コアジサシを初認できました。

シロチドリは、数か所で産卵を確認しました。産卵された一つの巣の位置は昨年とほぼ変わりませんでした!砂浜の地形は良く変わるのに不思議です。
全体的には、本格シーズンはこれからのようでした。造巣中の窪みは数多く見つかりました。メスが気に入ってくれるといいですね。
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また、シロチドリの標識個体が数羽確認できました。冬を三重の浜で過ごした赤02♂と宮城で過ごした赤13♀が戻ってきて一緒にいます。赤13と赤02は、2年ほど同じ繁殖地と越冬地を行き来しています。
このようにほぼ同じところに戻ってくる習性をSite Fidelityといいます。
オスは近くで冬を越した方が早いうちに良い場所をなわばりにできそうなので、あまり離れたところで越冬しない方が良い気もします。彼らにとって良い繁殖地のロケーションとは何でしょうね。
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posted by ばーりさ at 20:07| みにクル報告

2019年04月13日

中央公園4月13日調査報告

ここ数日の寒さで例年よりサクラの見ごろが長かった公園。
ソメイヨシノはまだ満開状態。
さらにあとから咲き始めた八重のシダレザクラはちょうど見ごろ。
芽吹いたケヤキと相まって、清々しい朝です。

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(サクラから新緑の季節に向かう公園)

ケヤキなどの木々が芽吹いたことで、アブラムシなどが多いのでしょうか。
今までほとんど見かけなかったツバメが木々の周りを飛びまわっていました。

先週までサクラの下の生垣で採食していたジョウビタキ。
今朝はもういませんでした。
繁殖地へ旅立ったようです。

さらに、冬の間私たちを楽しませてくれたアトリたち。
予想通り先週が終認のようです。
今朝は記録できませんでした。

一方、近くの茂みから複雑な節回しの囀りが聞こえてきました。
道脇のイチイの枝陰でアオジの雄がぐぜっていました。
この雄は、その後、シダレザクラへ移動。
黄色い胸を反らして囀り始めました。
この雄もそろそろ繁殖地へ旅立つころです。

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(紅八重シダレザクラの枝先で囀るアオジ)

いち早く繁殖を開始したセグロセキレイ。
今朝は芝生で虫集めに忙しそうに動き回っていました。
ヒナが孵化したようです。

ササゴイの鳴き声らしい声も聴かれました。
しかし、遠すぎて確認がとれませんでした。
来週はきっとササゴイも戻ってきているでしょう。
今年は何つがいが営巣するのでしょうか。

来週は運が良ければセンダイムシクイやキビタキの囀りが聞かれるかもしれません。
晴れると良いのですが…。

参加者8名 記録種20種 記録個体数85羽
次回は4月20日午前7時からです。BR:平野

posted by ばーりさ at 11:55| みにクル報告(宇都宮)

2019年04月10日

北海道のコガラの声

北海道のコガラは本州のと声が違うし,ハシブトガラと間違えるから注意と,よく言われます。
バードリサーチの鳴き声図鑑にも北海道の声はなかったので,富良野のライブ音調査の音源から切り出して,追加しました。

リズムは違うけど,声音はおなじだから…とそれなりに聞き分けに自信はあったのですが,ちょっと不安になって,Y浦くんやSアくんにも聞いてもらって,お墨付きをいただき,これまでの識別は大丈夫だったかとほっとしました。


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こちらがハシブトガラです。

哀愁のあるコガラと楽し気なハシブトガラ 鳴くスピードはライバルと鳴きあっている朝は速いけど,昼になるとゆっくりになったりもするので,パターンではなく音で覚えておけば,いけると思います。



posted by ばーりさ at 08:26| 活動報告

2019年04月09日

バードウォッチングのススメ(守屋)

いろいろな鳥がさえずる季節になってきました。

鳥の名前がわかれば楽しいのですが、鳥の名前を覚えるのはちょっと時間がかかりますよね。ただ、コツもあります。
以下は、一歩踏み込んで野鳥の観察を始めて、独りで探鳥へ行けるぐらいを目指している人へ向けたアドバイス用に作ったメモです。双眼鏡と図鑑があれば始められ、始めるにはよい時期です。ご参考に。

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『独りで探鳥へ行けるぐらいを目指している人へ』

■観察しやすい種類をまず目標にする(100種ぐらい:地域によって見やすい鳥は違います)
【参考】
・水辺の鳥
カイツブリ,オオミズナギドリ,カワウ,ダイサギ,チュウサギ,コサギ,アオサギ,ゴイサギ,キンクロハジロ,スズガモ,マガモ,コガモ,ヒドリガモ,オナガガモ,カルガモ,バン,オオバン,コチドリ,イカルチドリ,メダイチドリ,シロチドリ,ダイゼン,キョウジョシギ,トウネン,ハマシギ,ミユビシギ,キアシシギ,イソシギ,オオソリハシシギ,チュウシャクシギ,コアジサシ,ユリカモメ,ウミネコ,セグロカモメ,カワセミ

・森や草原の鳥
ミサゴ,トビ,ノスリ,チョウゲンボウ,キジ,コジュケイ,ヒメアマツバメ,キジバト,アオバト,ホトトギス,カッコウ,アオバズク,アマツバメ,アオゲラ,コゲラ,ヒバリ,ツバメ,コシアカツバメ,イワツバメ,キセキレイ,ハクセキレイ,セグロセキレイ,ヒヨドリ,モズ,ヤブサメ,ウグイス,オオヨシキリ,センダイムシクイ,セッカ,イソヒヨドリ,キビタキ,オオルリ,エナガ,ヒガラ,ヤマガラ,シジュウカラ,メジロ,ホオジロ,アオジ,カワラヒワ,スズメ,ムクドリ,カケス,ハシボソガラス,ハシブトガラス

■図鑑を読む。
・図鑑はお気に入りを作っとこう。ただし、書き込んだりできるように1冊つぶす覚悟で。
・ここを見れば間違いない種の特徴(姿とか柄)をまず覚える(シジュウカラの胸のネクタイ柄とか)。
・混乱しそうな種(類似種)はチェックしておく。
・よく似た種にどんな鳥がいるか比較して特徴を覚える。
・鳥の季節性(そこには夏いるのか冬いるのか、旅鳥か)、国内の分布、どんな環境にいる鳥か。特徴的な行動があるか?を知る。
・見たい鳥を作っておこう。
   
■探鳥会や調査に参加してベテランや仲間と探鳥する。
・最初は感覚的じゃなく、明確に教えてくれる人、特徴を説明してくれる人がよい。
・探し方やどんな環境にいるのか、普通に見れる種か珍しい種かも聞いておこう。
・自分が質問しやすい人をみつけておこう。仲間がいると続けやすい。
・ついでにマナーも教わっておこう。

■マイフィールドを作る。
・よく通える場所がよい。森でも林でも海でも池でもよい。
・だいたいの散策路・観察ポイントを決める。
・最初は時間をかけて観察しよう。気になる鳥がいたら、引き返して見ておこう。次に会える機会はないと思っとこう。
・フィールドノートをマメにつけよう(どこで、いつ、何をだけでも良いが、情報が多いと思い出しやすい。何羽いたか、何をしていたか、その時の天気は、環境はどんな所だったろうか)
・慣れてきたらマイフィールドで、時間や範囲、距離を決めて簡単なセンサスを継続してみよう。
・センサスをまとめてみよう、あなたのマイフィールドは、どの時期にどんな鳥が多いのですか?そこの場所の特徴は?ほかの場所と比べてみて何か違う?

■わからない鳥に気づく
・よくいる種類の大きさや姿を注意深く観察しておこう(写真やスケッチ、録音もよい)。
・わからない鳥の鳴き声を聞いたら立ち止まって探してみよう。最初は姿が見えるまで粘っておこう。
・普段いる鳥とは声や姿、”なにか”違うことがわかるようになることが大切。

■自信がついたら(ついてなくても)マイフィールドとは違った環境へ出かけよう。
・有名な探鳥地などをネットで探索、さまざまな探鳥会にも参加してみよう。
・できるだけ自分で探して、識別してみる。
・よくわからなかった種は記録、写真、録音などして聞いておこう。
・見たい鳥を見るにはどうしたらよいか考えよう。時期は?どこに行けば?どんな環境にいけば見つかるだろうか。

■さらなる上達のために
・常に最新の情報を気にしておこう。
・環境を見て、どんな鳥がいそうか想像してみよう。
・フィールドで見た観察を大事に、図鑑を疑ってみることも必要。
・自分だけの識別ポイントをみつけてみよう。

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近道はないかもしれませんが、マイペースでじっくりと取り組んでみてください。

ぐっど バードウォッチング!


posted by ばーりさ at 13:38| その他