2019年03月09日

中央公園3月9日調査報告

寒さが後戻りした風の冷たい朝。
冬仕様の服装は正解でした。
2月の間、清掃中だった大池。
だいぶ水が増えていました。
ただ、カワセミはまだ飛来していませんでした。

190309keshiki.jpg
     (水が入り始めた大池)

繁殖期に入ったエナガ。
つがいで動き回っていました。
今春は2つがい、それとも3つがい?
まだ、いま一つ確認できませんでした。

ハシボソガラスは縄張りの境で争い中です。
4羽が1本の木に集まって鳴きあっていました。
どうも今春は少なくとも4つがいが造巣中のようです。

一冬を過ごした冬鳥たち。
公園の人ごみにも慣れたようです。
人が傍らを歩いてもあまり警戒しません。
数メートルの距離で水を飲むシメの姿も。

さて、公園の代表的な冬鳥のシメ。
今冬の渡来状況はどうだったのでしょう。
下図は2005年以降の10月から3月上旬の最多個体数の変動です。

190309_shime_nennhenndo.jpg
  (2005年から2018年冬のシメの最多個体数の変動)

面白いこと07〜09年と15と17年が多い冬でした。
特に昨年シーズンは最高135羽が記録されました。
一方、今シーズンは少ない冬でした。

このような多い年と少ない年は何が影響しているのでしょうか。
公園の木の実の量?
北日本の積雪?
今度、ゆっくりと調べてみようと思います。

今朝はムクドリのつがいが芝生に降りていました。
冬の間、公園に降りなかったムクドリ。
採食に訪れたようです。
今後はもっと頻繁に記録されることでしょう。

そして私たちを楽しませてくれたアトリも繁殖地に旅立つ季節です。

参加者10名 記録種数21種 記録個体数153羽
次回は3月16日午前7時からです。担当:BR平野


posted by ばーりさ at 12:14| みにクル報告(宇都宮)

2019年03月08日

世田谷トラストまちづくり野帳ボランティアさんから「2018年世田谷区内野鳥調査報告書」を頂きました(佐藤)

世田谷区内で定例調査を継続的に行っている世田谷トラストまちづくり野鳥ボランティアさんから報告書を頂きました。
多摩川や駒沢オリンピック公園など7カ所で定例調査が実施されており、世田谷区内に生息している鳥類の季節変動や年変動を見る事ができます。

2017年版はこちらでダウンロードする事もできます。

さらに世田谷区のおよそ70年間で観察された23万件のデータもこちらでダウンロードする事ができます。
これまで世田谷区では野鳥275種が観察されてそうです。


世田谷.png
posted by ばーりさ at 15:09| 書籍紹介

おとも自然の会発行 「おとも自然の会17年のあゆみ」を頂きました(佐藤)

ガン類の重要な生息地である小友沼に伺った際、おとも自然の会のメンバーの方から「おとも自然の会17年のあゆみ」を頂きました。
ここには小友沼の元となったため池が造られた1617年から2014年にかけての年表や小友沼でみられる生物の目録が載っている他、1998年〜2013年度のガン類の個体数のデータが掲載されていました。
これによると、1998年は3月上旬に約38,000羽生息していたのが、2012年の3月下旬には200,000羽確認されるなど、年々ガン類の飛来数が増加していることがデータで見る事ができます。

貴重な本をありがとうございました。
もしご興味のある方がいれば、バードリサーチ事務所で、閲覧できますのでご連絡ください。

おとも.png
続きを読む
posted by ばーりさ at 14:46| 書籍紹介

2019年03月07日

シロチドリとコアジサシのはなし(守屋)

シロチドリコアジサシcs2.jpg
4月6日土曜日 千葉県東金市 東金こども科学館会議室2で、
奴賀さんとシロチドリとコアジサシの話をします。

生態や行動や九十九里の調査の話をします!
難しくならないように気をつけます…。
posted by ばーりさ at 22:47| イベント情報

生物多様性のための農業(守屋)

「生物多様性のための農業環境支払い国際シンポジウム」というのに参加するため法政大学に行ってきました。

キャンパスがビルなんてかっこいい...。

IMG_3303.jpg


生物多様性のための農業環境支払いというのは、農業は景観や生物の生息地も提供することがあります。
そういった多面的機能を活用するために、自然環境や生物多様性のためになる活動に対してお金を支払いましょうという取り組みです。

独キール大学のローマン教授がお話しされたEUの農業環境政策についての内容だと、地面に巣をつくる鳥類に対して、刈り取り時期のをずらしたり、放牧の密度を減らしたり、農薬を使わなかったり、タゲリやヒバリ用の区画を創出するなど農業が自然環境の保全に利することを対象にしていました。

また支払いに関しては、ヒバリ用の区画の整備は1ha/18ユーロとか、ヒナ1羽を巣立たせたら150ユーロなど取り決めも具体的で、しかも、実際にヒバリが使ったりヒナが巣だったりした結果がないと支払われない仕組みだそうです。面白いですね。

日本の農政にも環境型直接支払制度というのがあり、生態系保全の活動で助成が得られるのですが、草花の植栽や清掃などでも受けられるため、活動の複雑な生態系保全活動はあまり行なわれていないようです。確かに生態系保全活動をやれといわれても何をするかは悩みますね。私なら、なつみずたんぼや ふゆみずたんぼ、素掘り水路の維持管理などを行ってほしいと思いますが、そもそも知らなければ無理でしょう。環境NPOなどが農家と共同で活動できる仕組みがあるといいのかもしれないと思いました。

タマシギの親子を見つけたら、その水田の持ち主に10,000円とかどうでしょう。
IMG_6879.JPG
posted by ばーりさ at 22:28| その他