2018年06月05日

神津島、式根島、新島、利島に行ってきました(佐藤)

5日間で4島という強行日程で、島の調査をしてきました。
これらの島は比較的近く、先週行った三宅島からこれらの島が一望できました。
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写真の右から利島、新島、式根島です。

これだけ近いにもかかわらず、鳥類相に違いがあります。
まずはヒヨドリの密度。新島や式根島などはどこにでもいたヒヨドリですが、
利島では少なかったです。同じく昨年調査を実施した伊豆大島でもヒヨドリは少なかったので、
本土に近い、伊豆大島、利島ではヒヨドリが住みにくい何かしらの理由がありそうです。
伊豆大島にはタイワンリスやキョンなどの外来哺乳類がいるため、それが原因ではないかと考えていましたが、
利島にはそれらがいません。利島にはニホンイタチがいるようですが、三宅島や八丈島にも分布しているため、哺乳類の分布だけでヒヨドリの密度を説明できそうにありません。
次にイイジマムシクイ。利島と神津島にはいましたが、その間にある新島と式根島にはいませんでした。
同様にアカコッコも利島と神津島では確認できましたが、新島、式根島では観察できませんでした。

このように利島はアカコッコ、イイジマムシクイ、タネコマドリなど、本土で見る事ができない鳥が多く生息している上にオオミズナギドリの繁殖地でもあります。夜中、センサスに行くと、たくさんのオオミズナギドリの声が聞こえてきました。

今年の伊豆諸島調査はこれで終了です。3週間で8島巡ってきました。これからデータをまとめていくので、まとまったら改めて報告します。
posted by ばーりさ at 14:26| 活動報告