2018年05月28日

三宅島の調査に行ってきました(佐藤)

御蔵島、八丈島に続いて三宅島に調査に行きました。今回の調査の目的は2つ。1つは鳥類繁殖分布調査。もう1つはツバメの調査です。
鳥類繁殖分布調査は昨年も実施しましたが、昨年終わらなかった調査を実施しました。調査してみると改めて本土と島の違いを実感しました。まずホトトギスの見やすさに驚きます。日中、ホトトギスの声がすると思って空を見上げると、かなり近くを飛んでいきます。ホトトギスは恐らく密度も高く、今回実施した約1kmのラインセンサスでは7羽確認したコースもあります。
また、三宅島では他の伊豆諸島ではなかなか見る事のできないウチヤマセンニュウも比較的、簡単に見る事ができます。他の島の調査と比較すると、ここの個体群は伊豆諸島最大である事はほぼ間違いないので、今後もう少し詳細な調査ができればと思いました。

もう1つの調査である、ツバメの調査ですが、バードリサーチの研究支援プロジェクトで支援した調査のお手伝いをしました。
三宅島で繁殖しているツバメが本土から渡ってきているのか、それとも小笠原諸島を経由して、パラオなどの南の島から渡ってきているのかがよく分かっておらず、それを明らかにしようとしているのが今回の調査です。
今回は島民の方に聞き取りなどを行って、ツバメの巣の位置を確認したり、繁殖状況の確認をしました。
いくつかの巣は順調に繁殖していますが、もしかしたら繁殖時期が本土よりも遅いかもしれません。
他にも、今回はあまりデータが取れなかったのですが、ニュージーランドでは島嶼の方が本島よりも一腹卵数が少ない事が言われているので、もしかしたら伊豆諸島でも、そういった島の効果が確認できるかもしれません。
渡りと関係があるのかは分かりませんが、伊豆諸島で繁殖している鳥類の生活史を本土と比較すると面白い事が分かるかもしれません。

最後に三宅島のアカコッコ館に寄ると、ツバメの調査のパンフレットを置いてくださっていました。
他にもお店の入り口に貼ってくださっている方もいました。
ありがとうございます。
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ツバメの渡りルートの調査のパンフレット

posted by ばーりさ at 16:02| 活動報告