2018年03月26日

ツミも繁殖活動はじめてます(植田)

今年も週末から本格的にツミの調査はじめました。
サクラもすでに満開近く。ツミが来る雑木林は3月のうちは葉がまだないのが例年ですが,今年はすでに開葉がはじまってます。

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今朝は,ツミもすでに活発に交尾をしていました。カラスとの関係で定着できなかったり,途中で失敗してしまうことも多いのですが,今年は何巣位繁殖できるでしょうか。見守っていきたいと思います。

posted by ばーりさ at 08:52| 活動報告

2018年03月25日

カモのカウントに使う双眼鏡 6倍vs8倍vs10倍(神山)

これまで10倍率で720gある双眼鏡(ニコン10x42SF)でカモを数えていたのですが、視界が6度でやや狭いのと、1分以上構えていると重たくて腕がピリピリしてくるのとで、新しい双眼鏡を購入することにしました。軽さと視界の広さを基準に選んだ、ヒノデ6x30B+(視界8.4度、482g)とニコンMonarch7 8x30(視界8.3度、435g)です。"大人買い"というのでしょうか、二台も買ってしまいました!

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【水元公園の池】

私の調査地は東京都内にある水元公園の池です。私がカモを数える場所は、対岸まで130m、扇形の範囲を観察するので遠方は170mほどになります。カモは前方10mから170mの範囲に浮かんでいて、10倍の双眼鏡では前後160mの広がりを視界に入れることができないため、遠くを数えてから近くを数えることになります。すると双眼鏡を左右に往復させて動かすため、遠くと近くの境目にいるカモを二度数えたり、数え漏らしたりすることがあり、誤差の範囲だとも言えますが、双眼鏡を持つ腕がピリピリしてくる状態で境目を気にしながら数えるのは、私には結構ストレスでした。

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【左:ヒノデ8x30 B+ 右:ニコンMonarch7 8x30。上に乗っているのはダイソーの100円カウンター】

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【カウンターはコクヨの「ひっつき虫」という固まらないゴムのような樹脂で脱着します】

そこで、視界が広く(つまり低倍率になります)て軽い双眼鏡が欲しくなったというわけです。写真の双眼鏡の上に付いているのは100円ショップのダイソーで買ったカウンターで、2つあるのはオスとメスを分けて数えるためです。10倍の双眼鏡で同じことをすると、ボタンを押すたびに視野が揺れて気持ち悪くなってしまいました。8倍だと少し揺れますが、まあ使えます。6倍ではほとんど揺れを感じません。

さて、カモの見え方ですが、6倍・8倍ともに前方10mから対岸130mまでのカモを視界に入れることができました(8倍は立っていると視界に入りきらず、岸に座って浅い角度で見る必要がありました)。6倍は焦点深度が深く、近くから遠くまで、ほとんどピントリングを動かさずに観察ができました。

水元公園にいるカモの大半は、ヒドリガモ、ホシハジロ、キンクロハジロです。これらが6倍でどこまで見えるかというと、100mを超えるとメスの識別が難しくなりました。首を隠して寝ているホシハジロとキンクロハジロのメスは、遠いとけっこう迷わされます。8倍は対岸ぎりぎり130mでも識別可能ですが、斜め対岸の170mはちょっと苦しい。実のところ、対岸に浮いているカモの識別には10倍が適当なのですが、前述のように双眼鏡を往復させて数えると境界線で間違いが起きやすく、他方の8倍では遠方で間違いが起きやすくなります。どちらも一長一短ですが、私は軽い方がいいので8倍を選びます。

6倍はこの場所の調査には向いていませんでしたが、じつは三台の中で一番見え味のいいのがこの双眼鏡で(注※)、私は気に入っています。もう少し狭い調査地や、あるいは遠くても雌雄の識別の必要がない単一種で前後に大きく広がった群れを数えるときは役に立つと思います。左右に広がっている群れは双眼鏡を左右に動かせば良いのですが、前後に広がった群れの場合、視界の広さとピントの深さがメリットになるでしょう。

ご参考までに双眼鏡の倍率によって見えるサイズの違いですが、10倍の双眼鏡で見えている大きさを1とすると、次のようになります。

10倍:1 8倍:0.85 6倍:0.68 5倍:0.59

8倍と10倍の双眼鏡はどちらにすべきか迷う方が多いと思います。15%の違いというのは微妙なところですが、遠い鳥を無理して見るときに差が出るくらいという感じでしょうか。


(注※)双眼鏡の見え味は価格に比例すると言われていますが、ヒノデ6x30B+とニコンMonarch7 8x30は価格的には近い機種なので、ヒノデは低倍率である分、クリアに見えるのかもしれません。もう少しお値段がするニコン10x42SFは20年近く使い込んでいるので、新品のときはもっとよく見えていたのかもしれませんが。
posted by ばーりさ at 22:38| 調査用具

ライブ音聞き取り調査 今年も4月1日スタート(植田)

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今年は春の訪れが早いですね。バードリサーチ事務所のまわりのサクラも満開間近,雑木林ではツミが活発に動いています。

2012年から毎年実施している鳥のさえずりの聞き取り調査今年も4月1日から開始します。例年は6月いっぱいまでやっていますが,今年は4月いっぱいはしっかりと,それ以降は不定期開催です。

この調査は,森の鳥への温暖化の影響を明らかにするために,繁殖時期の指標となるさえずりの活発な時期をモニタリングすることを目的に実施しています。
聞き取る場所は北海道富良野,長野県志賀,埼玉県秩父,山梨県山中湖ですが,インターネットを通して,どなたでも,どこにいても聞き取りに参加できます。きたる繁殖期の調査ですぐに鳥の鳴き声の識別ができるように,リハビリを兼ねて参加しませんか?

参加方法および聞き取りの日程は以下よりご覧いただけます。

また,リハビリグッズとしては,スピードバーディング,鳴き声クイズなどいろいろ取り揃えていますので,ご利用ください。



posted by ばーりさ at 11:13| 活動報告

2018年03月24日

中央公園3月24日調査報告

今日はやや肌寒いものの数日ぶりの青空。
公園の木々も芽吹き、コブシが白い花を付けていました。
池の縁のシダレザクラの枝がピンクに。
いくつか咲いていました。

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    (咲き出したコブシ)

あれほどいたシメがほとんどいません。
今日はわずかに1羽。
お気に入りの枝さきにとまりぐぜっていました。
イカルも今朝は姿をみせません。
もう公園を去ってしまったようです。

つぼみが膨らんだソメイヨシノの枝のカラスの巣。
ハシボソガラスが抱卵中でした。
騒々しく鳴きながら飛びまわるのはハシブトガラス。
飛来した侵入者を追い払っているようです。
今のところ今年は3巣?

枝先を忙しくわたるエナガのつがい。
1羽の尾の先が曲がっています。
巣が出来上がったのでしょう。
2羽で行動しているので産卵中?

低木の植え込みからジョウビタキの鳴き声。
ひと際美しい雄でした。
渡り前のひと時。
餌探しに余念がありません。

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  (地上で餌を探すジョウビタキの雄)

茂みの中から複雑な小声の鳴き声が…。
シロハラです。
まだ張りのあるさえずりにはほど遠い鳴き声です。

冬の間、私たちを楽しませてくれた冬鳥たち。
北帰行ももうすぐです。
少し前までの冬鳥たちの喧騒が嘘のような朝でした。

参加者7名 記録種19種 記録個体数153羽
次回は3月31日、午前7時からです。
担当:BR平野







posted by ばーりさ at 10:42| みにクル報告(宇都宮)

2018年03月10日

3月10日中央公園調査報告

昨日までの荒れ模様を残す曇った朝。
早春の樹木の花が公園に彩を添えていました。
黄色いサンシュユ、梅の白、花桃のピンク。

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     (早春の日本庭園)

肌寒くまだ厚手の上着が必要です。
鳥たちもやや元気がなさそうです。
それでもケヤキの枝ではシロハラが囀りはじめました。
まだ小声ですがはっきりしたメロディーでした。

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   (地上で採食するシロハラ)


モズの雄が開始から解散まで同じ場所でぐぜっていました。
もう近くの里地では営巣が始まっています。
周りには雌の姿はありません。
繁殖が遅くなってしまうのではと心配です。

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  (お気に入りの枝でぐぜるモズの雄)

今朝もシメの群れが出迎えてくれました。
先週は、見ている前で次から次へと東へ飛去。
今日も4群にわかれてほとんどすべてが東へ。
数えると少なくとも135羽。
どうもシメたちは公園をねぐらに利用しているようです。

残ったシメは数羽のみでした。
彼らはどこへ行ったのでしょうか。
少なくとも近くの定期的な公園の調査地や里地では1、2羽のみです。
郊外の河川敷の草原などで採食しているのでしょうか。
大変気になります。

参加者3名 記録種数28種 記録個体数251羽
次回は3月17日午前7時からです。担当:BR平野





posted by ばーりさ at 10:32| みにクル報告(宇都宮)