2017年12月16日

中央公園12月16日調査報告

ここ数日、北日本や日本海側は大荒れの天気。
栃木県北部の山も降雪とか。
雪を逃れて移動してきたのでしょうか。
上空をカシラダカが鳴きながら飛び交う姿が観察されました。

ツグミやシロハラの鳴き声もしきりに聞こえます。
やっと冬らしい鳥景色がみられました。
数が少なかったシメも2羽記録できました。
しかし、昨年や一昨年と比べるとまだまだです。

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  (ユリノキにとまるツグミとシメ)

今シーズンの公園はエナガが多く記録されています。
今朝は19羽を記録。
この調査を始めた直後の2005年や2006年の冬はせいぜい2、3回の出現。
個体数も10羽以下でした。
ところが、最近ではほぼ毎回記録されています。
しかも毎年2つがいが営巣するようになりました。
エナガも市街地に進出してきたようです。

今回も日本庭園でメジロの群れと遭遇。
数羽かとみているとカシの茂みから次々に飛び立っていきました。
その数20羽。
聞こえてきた鳴き声の割にはたくさんいました。
メジロのカウントは要注意です。

ウグイスの地鳴きも増えてきました。
あとはアトリ科の鳥たちが飛来すれば文句無しの冬です。

参加者8名 記録種23種 記録個体数222羽
次回は12月23日午前7時からです。
担当:BR平野


posted by ばーりさ at 10:37| みにクル報告(宇都宮)

2017年12月09日

中央公園12月9日調査報告

昨夕からの降雨と朝方の冷え込みで市街地も濃霧。
まだ霧がうっすらと漂うなかでの調査です。

葉の落ちたユリノキの並木からツグミの鳴き声。
駐車場のアキニレの並木にはカワラヒワが群れていました。
25羽。やっと今冬も数が増えてきました。

大池のカルガモは相変わらず少なく23羽が寒そうにしていました。
中にコガモ2羽。
この池は植物がまったくないため珍しいお客です。
おそらく、今回もすぐにどこかへ移動してしまうことでしょう。


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    (池の岸で休むコガモ)

植え込みからエナガの鳴き交わす声が聞こえてきました。
足早に一気に東へ。
その数17羽。前回と同じでした。

今年の初冬季、冬鳥の姿少ないように感じられます。
特にシメやシロハラの姿が少ないような…。
今朝はシロハラは1羽、シメはまったく記録できません。

シメは郊外の河川敷や丘陵林でも少ないようです。
参加者の皆さんのフィールドでも少ないとのことです。

下図はこの公園における4シーズンの初冬季のシメの記録数の比較です。
昨シーズンは多かったものの、14年や15年では今シーズンと同じでした。
ただ、15年は個体数こそ少ないものの毎回記録されていました。
今年は今朝のように0の日も。
今のところ、今年は14年の冬に似た記録状況です。

171209_shime.gif
   (4シーズンの初冬季のシメの個体数の比較)

公園のカエデの実はほとんどの木でたくさん実を付けています。
ユリノキやケヤキの実も多そうです。


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 (今シーズンたくさん実を付けたカエデ)

図をみると15年や16年は12月中旬からシメが増加傾向にあります。
とすると今年も来週から増えるのでしょうか。
次回に期待です。

今朝の参加者5名 記録種数20種 記録個体数208羽
次回は12月16日午前7時からです。担当:BR平野
posted by ばーりさ at 12:17| みにクル報告(宇都宮)

2017年12月08日

近況報告2016≫日本の鳥の今を描こう 全国鳥類繁殖分布調査

バードリサーチの研究支援プロジェクト(2016)で、皆様からご支援いただいている研究の近況報告です。バードリサーチによる「日本の鳥の今を描こう 〜 全国鳥類繁殖分布調査へのご支援 お願いします 〜」の進捗をお知らせします。

 全国鳥類繁殖分布調査は、1970年代と1990年代に環境省により行なわれた調査です。この2回の調査で全国的な鳥の分布とその変化が明らかになり、日本の生物多様性の評価や、レッドリストの改訂に役立てられました。全調査地を調査するのに5年をかける大規模な調査で、全国の皆さんの協力によって成し遂げられてきました。2回目の調査から20年が経過し、3回目となる今回はバードリサーチから声をかけさせていただきましたが、多数のNGOと環境省の共同事業として実施しています。(調査研究プランはコチラ

以下、担当している植田より、2017年度の取り組み状況についてご報告します!
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繁殖分布調査へのご支援ありがとうございます。

調査も2年目を迎え,情報が蓄積され,分布の拡大縮小している鳥が見えてくるなど結果も出つつあります。
成果等,ニュースレターで報告しています。ぜひご覧ください。
http://www.bird-atlas.jp/pub.html

また,マスコミでもいくつか取り上げられました。調査の成果など,ポジティブに紹介してほしいのですけど,調査者不足とかネガティブな方で取り上げられるのがちょっと残念ですが,広く一般にこういう調査していることが伝えられたのは良かったかなと思います。

・野鳥調査担い手不足(北海道新聞 2017年9月27日)
・民間主導で鳥の国勢調査を(マイあさラジオ 2017年7月1日)
・ヤブサメの消える日(北海道新聞 2017年6月22日)
・増える外来鳥 減る鳥も(東京新聞 2017年5月11日)
・鳥類調査担い手不足(毎日新聞 2017年5月6日)

繁殖分布調査もまだ完了できていないのですが,越冬期の鳥も調べようと,越冬期の分布調査も始めました。
過去に行なったコースでの現地調査が主体の繁殖分布調査とは異なり,越冬期は普段の観察情報を収集して,分布図をつくります。ちょうど今,冬鳥が揃ってきているころと思います。観察記録をぜひ,お寄せください。
http://www.bird-atlas.jp/winter.html


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写真.講演会で結果報告しているところ
posted by ばーりさ at 16:27| 研究支援(近況報告)

2017年12月07日

近況報告2016≫大阪府域におけるサシバの生息情況調査

バードリサーチの研究支援プロジェクト(2016)で、皆様からご支援いただいている研究の近況報告が届きました。

サシバプロジェクトin大阪による「大阪府域におけるサシバの生息情況調査」です。

 サシバは里山に多く生息する鳥ですが、個体数が減少し、環境省のレッドリストでも絶滅危惧U類に指定されています。大阪府でも彼らの生息環境が減少し、個体数が減っていると考えられています。この調査研究プランは、40年前に繁殖状況が調べられている地域を重点的に大勢の参加のもと調査し、現在の繁殖分布を明らかにし、過去との比較やイノシシ除けの電気柵などの影響を調べよう、というものです。(詳細はコチラ


いただいた近況報告をご紹介します!
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サシバプロジェクトin大阪にご支援いただきありがとうございます。

小島幸彦氏による、大阪府南部(河内長野市周辺)の約40年前のサシバの繁殖データをもとに約50か所の現地調査を終えて、まとめ中です。
のべ約140日、170人の方々にご協力いただきました。
先日、11月17日・18日、大阪市立自然史博物館で開催された自然史フェスティバルで簡単な中間報告を展示しました。
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posted by ばーりさ at 11:10| 研究支援(近況報告)

2017年12月06日

奈良県で鳥の鳴き声講座 (高木)

 昨年にもお邪魔した奈良県視覚障害者福祉協会で先週末、鳥の話をしてきました。参加者の多くが目の不自由な方たち。鼻づまりな僕は、声にはいたって自身がありません。ところが、写真やグラフに逃げることができないんです。語り部が美しい声を持っているなら、その話を聞くだけで参加者に満足してもらえるところですが、僕には工夫が必要です。左右に位置を変えて話してみたり(フクロウの耳の話に絡んで、音による定位について話しました)、背伸びしたりしゃがんだり、歩き方の違いを足音で表現したり。下手な鳴きまねを全力で演じるとたくさん笑ってもらえるので、そこは頑張りました。
 今回用意したのは町で聞くことができる鳥たちです。昨年の山の鳥のときは、知らない鳥ばかりが登場して、参加者の皆さんは、どちらかというと、聞くことに専念する感じでした。しかし、聞いたことがある、名前を知っていることが多かった今回は、「この声、聴いたことがありますか?」と聞くと、たくさんの拍手が返ってきました。(普段は手を上げてもらうのですが、それだと目の不自由な方にはどれくらい周りで手が挙がっているのかわからないと思い、拍手してもらうようにしています。)知らないんじゃないかな、と思っていた鳥の声を知っている人が多くてびっくりした一方で、ハクセキレイはほとんど人が認知していませんでした。会場の目の前の道にもいるんですけどね。最後は、登場してもらった約20種の鳥たちの中から、声の主を当てるクイズを出しました。一度聞いただけでは聞きわけるのは難しいと思うのですが、シジュウカラとヤマガラの2択は正答率が高く、カワラヒワの「ジュイーン」とコゲラの「ギィ」の正答率は低かったのが意外でした。このイベントには実は裏の企画もあり、講演のあとに鳴き声の聞き取りの練習会を組んできたのですが・・・そちらの話は、また、別の機会に。

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posted by ばーりさ at 15:40| 活動報告