2017年11月05日

八ヶ岳山麓でモニ1000研修会/交流会(植田)

この週末は最近のジョウビタキ繁殖の最初の地? 八ヶ岳山麓の富士見高原でモニ1000の研修会/交流会でした。

急に冷え込んで朝はマイナス5度。紅葉も良い感じで,ここで繁殖した鳥かどうかわかりませんが,ジョウビタキもよく鳴いていました。

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参加者はやや少な目でしたが,バードリサーチの会員の方,野鳥の会の会員の方の交流もできて,皆さん楽しく過ごせたんじゃないかと思います。

長野にきたらソースカツ丼。濃いソースが多い気がしますが,ここのはあっさり系でした。

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posted by ばーりさ at 19:25| 活動報告

2017年11月04日

TORI quiz (守屋)

野鳥の画像写真で鳥の識別クイズを作成しました。
ガンカモクイズ と シギ・チドリクイズがあります。

200~400枚の写真からランダムに10問出題されます。

私のビミョウな写真が適度?に問題を難しくしておりますが…、
三木さんの素晴らしい写真とともに楽しみながら、お試しください。

また、お写真ご提供いただける方、募集してます!



写真を見て答えを選択する鳥のクイズ(試作版)です。

  ・画像が出ない事がありますが、その時は問題番号をお知らせください。
  ・ご要望・バグ、間違いなどありましたらご連絡ください。

他の種群のクイズも作成中です。お写真協力していただける方募集しています。
  ・写真にお名前を標記し、クイズに使用させていただきます。
  ・大きさの調整やトリミングを行うことがあります。
  ・解りやすい写真、解りづらいが特徴の写っている写真など大歓迎です。
  ・営巣や餌付けの写真はお断りします。
  ・シギ類、タカ類、小鳥類などを優先的に整備していく予定です。
  ・野鳥写真とともに(正解の鳥名、間違えそうな鳥名4種、お名前orニックネーム)をご連絡ください。

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posted by ばーりさ at 13:33| ID-BIRD

中央公園11月4日調査報告

今日は11月最初の調査。
1週間で公園のユリノキの葉もだいぶ黄色く色づいてきました。

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(黄色く色づいたユリノキの並木)

冬鳥たちの姿も一気に多くなってきました。
上空高く鳴きながら飛び交うのはカシラダカ。
周囲からジョウビタキの鳴き声も聞こえてきます。
低木の茂みではアオジの声。
ただ、シメはまだ多くないようです。
わずかに上空を通過する1羽のみでした。

留鳥たちも渡っているのでしょう。
メジロの声があちこちから聞こえてきます。
茂みから7羽の群れが飛び立っていきました。
シジュウカラも増えてきました。
今朝は少なくとも4群18羽。

池の周りではセグロセキレイが採餌しながら囀っていました。
雄の近くには雌の姿も。
冬の縄張りを構えるのに忙しそうです。

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(地上で鳴きながら採餌するセグロセキレイの雌)

なお、今秋は山に木の実が多いのでしょうか。
カケスやアオゲラの姿がありません。
今冬は越冬しないのでしょうか。
気になります。

参加者5名 記録種数24種 記録個体数157羽
次回は11月11日午前7時からです。担当:BR平野

posted by ばーりさ at 11:57| みにクル報告(宇都宮)

2017年11月02日

都市河川の鳥類についての論文も日本鳥学会誌に掲載

河川が都市の鳥に与える影響についての論文も掲載されました。
繁殖期は上流ほど記録種数が多いけど,越冬期は下流ほど多いと,逆転しているのがちょっと面白い結果でした。河川が都市にあたえる影響という観点では,住宅地と河川の比較ではなくて,「河川に近い住宅地」と「近くに河川のない住宅地」とを比べた方がよりよかったかな,と思いました。


中川優奈・三上かつら・三上 修(2017)河川が都市の鳥類多様性に与える影響:函館市亀田川の事例.日本鳥学会誌 66(2): 133-143.

近年,都市の鳥類多様性に関する注目が高まってきている.河川は鳥類の群集構造に大きな影響を与えうる環境であるにもかかわらず,都市の鳥類多様性にどのような影響を与えるのか,定量的に評価された例は少ない.そこで本研究では,函館市内を流れる亀田川において,上流から下流にかけて,およそ1kmごとに河川付近に調査地点を設定し,それぞれの地点で見られる鳥の種数と個体数を,繁殖期と越冬期の2つの時期で調査した.ここから,上流下流のどこで種数が多いのか,それらが季節によって異なるのかを検証した.調査の結果,河川沿いと住宅地では,繁殖期,越冬期ともに,河川沿いの方が有意に種数が多かった.このことは亀田川のような河川の存在が都市の鳥類の種の多様性を高めていることを示している.河川沿いにおける種数は,繁殖期には上流ほど種数が多いのに対し,越冬期では逆に下流の方で種数が多かった.これは繁殖期にはカッコウをはじめとした山に近い上流側の環境で繁殖する鳥が多く見られたのに対し,冬季はカモ類が流れの緩やかな下流の環境を利用したためと考えられた.このような種数の多さが季節によって逆転するということは,面積の影響が強くでる孤立した緑地と河川では都市の生物多様性に与える影響が異なっている可能性を示している.

posted by ばーりさ at 11:29| 論文・記事

アマサギの衛星追跡の論文が日本鳥学会誌に掲載されました(植田)

10年前のバードリサーチ設立すぐに行なったアマサギの衛星追跡の論文が掲載されました。茨城から追跡したアマサギが,翌繁殖期に翌春に中国揚子江河口周辺へ移動したのが面白いところです。越冬地から中国に行く群れについて行ってしまったのかもしれないですけど。

藤田剛・土方直哉・内田 聖・平岡恵美子・徳永幸彦・植田睦之・高木憲太郎・時田賢一・樋口広芳(2017)東アジアにおけるアマサギ2個体を対象とした長距離移動の衛星追跡.日本鳥学会誌 66(2): 163-168.

 アマサギは人に運ばれることなく急速に分布拡大した例とされるが,分散や渡りなど長距離移動には不明な点が多い.筆者らは,茨城県で捕獲されたアマサギ 2 羽の長距離移動を,太陽電池式の人工衛星用送信器を使って追跡した.2 羽とも,捕獲した 2006 年の秋にフィリピン中部へ移動して越冬したが,その内 1 羽が翌春に中国揚子江河口周辺へ移動し,繁殖期のあいだそこに滞在した.そこは,前年繁殖地とした可能性の高い茨城県から 1,900 km 西に位置する.この結果は,東アジアに生息するアマサギにおいて長距離の繁殖分散を確認した初めての例である.
posted by ばーりさ at 09:07| 論文・記事