2017年11月13日

モスクワに出張に行ってきました。(守屋)

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 日露の渡り鳥会議に出席する機会を得て、モスクワに行ってきました。
 ロシアと日本の間には、日ロ渡り鳥等保護条約が結ばれていて、渡り鳥及び絶滅のおそれのある鳥類やその生息環境の保護に関する事柄について、数年ごとに会合が持たれています。会議では、渡り鳥の保護状況や保護をお願いする通報種のリストの確認、共同調査の提案などがなされます。
 今回は、ツル類、ガンカモ類、シギ・チドリ類、シマアオジ、海ワシ、海鳥などが議題に上り、2日間、お互いの国の状況について情報交換しました。合意や確認した内容については、両国間で確認後に環境省から報道発表があると思います。

 私が担当したシギ・チドリについては、モニタリング結果の報告や日露の共同調査について提案させてもらい、ロシアのシギ・チドリ研究の重鎮であるモスクワ大学のトムコビッチ教授からご意見や情報をいただけました。ロシアはヨーロッパとの結びつきが深く極東部はやはり手薄なようで、地理的に近い日本が協力できることも多そうです。さまざまな共同研究が進められる基盤ができるといいですね。

 また、ロシア科学アカデミー進化・生態学研究所 モスクワ鳥類標識センターも見学させてもらいました。一部屋は印刷された標識記録の用紙が棚を埋めていましたが、データはオンラインで管理されているそうです。現在、データをまとめてガンカモ類のモノグラフを作成中ということで完成が楽しみです。

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案内していただいた副所長のハリトーノフ教授と奥様

 来る前は元社会主義国の暗いイメージがあったのですが、町並みはきれいで清潔だし、ごはんは美味しいし、空は広いし、だいぶ良い方へイメージが変わりました。今回はあまり時間はなかったので、次回は観光で行きたいです。

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赤の広場:11/7はロシア革命100周年だったそうです。

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モスクワの街中は、ズキンガラス、イエスズメ、ドバトが目につきました。カラ類の声もしていたのですが、よく見えず。
時期によるかもしれませんが、探鳥はちょっと郊外のほうが良いようです。







posted by ばーりさ at 14:50| 活動報告

2017年11月12日

歌う鳥のキモチ(石塚徹著 山と渓谷社)

標記本をご寄贈いただきました。ありがとうございました。

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歌う鳥のキモチ
石塚 徹
山と渓谷社
1,400円+税

第1章の基礎編でさえずりとは,ということについて学ぶことができ,その後の章ではクロツグミなどの石塚さん自身がしらべた情報をもとに,鳥たちがなぜさえずっているのかを知ることができます。自分が調べたことを書いている文章は調査の時のエピソードなど情報も豊富で楽しいですね。

鳥のさえずりは,特にあまりこれらの鳥たちの声をフィールドで聞いたことがない人は,文章だけからは想像できないところもありますが,山と渓谷社のサイトから,その声などを聴くことができます。


本をもっていないと答えられないような質問に回答しないと聴くことができないので,試し聞きはできませんが,「夜明けのコーラス」などはよくできています。バードリサーチでもこんなの作りたいと思ってたんですよね。



posted by ばーりさ at 16:39| 書籍紹介

世界の美しい鳥図鑑(上田恵介監修 宝島社)

鳴き声図鑑の音源を提供した関係で,表記書籍をいただきました。

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鳴き声が聴ける 世界の美しい鳥図鑑
上田恵介 監修
宝島社
800円+税

綺麗な写真がならび,QRコードをスマホで読み込むことでその鳥の声を聞くことができます。
図鑑と言ってもその鳥の記述があるわけではなく,ぱらぱらめくって楽しむ写真集です。

驚いたのはお値段。139ページのフルカラーなのに800円。
ちょっと鳥に興味を持ち始めた知りあいにプレゼントするのにいいかも。

2冊寄贈いただいたうちの1冊は,S藤くんがそんな用途に使ったみたいです。

posted by ばーりさ at 09:37| 書籍紹介

2017年11月11日

中央公園11月11日調査報告

見る間に厚い雲が広がり今にも雨が落ちてきそうな朝。
開始から10分もしないうちに雨粒が落ちてきました。
ただ、雨脚は弱く、調査を続けることに。

大池では築山の岩にアオサギの姿が!
30年前の宇都宮では思いもよらない光景です。
最近は個体数も増加し、市街地の神社で小さなコロニーもあるほどです。
結局、今朝は調査終了後まで同じ場所に佇んでいました。

さらに池にはオナガガモの雄1羽が観察できました。
ここでは珍しいお客です。

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(アオサギとオナガガモのツーショット)

今朝は小雨が降る悪天候のせいでしょうか。
ツグミやシメが飛び交う姿がありません。
それでも低木の植え込みではかすかにアオジの地鳴きが。
さらに頭上を低くベニマシコが鳴きながら茂みの方へ。
雨が降ってきて雨宿りに公園へ降りてきたのかもしれません。

そして今朝の主役の登場です。
ケヤキの高木の枝にアオバトを発見。
10月14日以来の今シーズン2回目の記録です。
今回ははっきりと鮮やかな黄緑色の羽衣が確認できました。
しかも観察中飛び立つこともありません。
ゆっくり観察することができました。

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(ケヤキの茂みにとまるアオバト)

一応、シロハラなどの冬鳥の鳴き声も記録できました。
しかし、鳥たちの姿が疎らで皆さんのテンションもやや低めでした。
それでもアオバトのおかげでそれなりに楽しめました。

参加者4名 記録種数24種 記録個体数165羽
次回は11月18日午前7時からです。担当:BR平野
posted by ばーりさ at 12:06| みにクル報告(宇都宮)

2017年11月07日

伊豆諸島鳥類調査の結果報告会を11/19に開催します(佐藤)

東京の離島、伊豆諸島には本土では見る事のできない鳥類が数多く生息し、繁殖をしています。報告会では伊豆諸島の鳥類の分布や繁殖状況、現在進行形の課題について紹介します。

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伊豆諸島の鳥類調査
 伊豆諸島には、アカコッコやモスケミソサザイなどの固有(亜)種を含む鳥類が生息しています。そういった種が伊豆諸島のどの島で繁殖しているのかを調べるため、2017年に伊豆諸島の10島で調査を実施しました(詳細は過去のブログもご参照ください)。

 本調査は40人以上の方に参加して頂き、全部で約300ヵ所の調査を行った結果、どの島にどんな鳥が繁殖しているのかが明らかとなりました。また、過去のデータと比較する事で、各島に生息している鳥類の種構成が40年の間に変化している事も分かりました。

報告会の内容
 今回の報告会では、調査結果の紹介だけでなく、調査に参加された方々にも調査の体験談はもちろん、カラスバトの移動、ツバメの渡り、島の歴史、新島の鳥類群衆など、それぞれのご専門を活かした内容も紹介して頂きます。また、御蔵島のオオミズナギドリの現状についても山階鳥類研究所の岡氏に紹介して頂きます。

伊豆諸島の鳥類について、これだけ多くの話を一度に聞く機会はなかなかありません。是非、ご参加ください!(予約不要)



-----------以下、詳細-----------

日 時20171119日(日)
午後115分開場、130分〜430
場 所渋谷区立神宮前穏田区民会館1階集会場(地図参照)
東京メトロ千代田線・副都心線「明治神宮前駅」
下車・徒歩1分  JR山手線「原宿駅」下車・徒歩6

参加費:300円  定員:80名   

担当:佐藤・川内・田島


1.岡奈理子: ネコ問題に悩む御蔵島のオオミズナギドリ

2.佐藤望: 東京都鳥類繁殖分布調査概要

3.阿部仁美 飯島大智 板谷浩男 上田恵介 川内博 佐々木潤 重原美智子 高田陽 松永聡美: 各島の報告等


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posted by ばーりさ at 17:56| 活動報告