2017年10月08日

真上から見たカモの群れは、望遠鏡で見るほどスシ詰めではない

昨日の記事に書いた北海道北部のキモマ沼のすぐ隣にあるポロ沼でも、ドローンを使った空撮をしました。カモたちは両方の沼を行き来していると思われますが、ポロ沼の個体数の方がかなり多めです。

まずポロ沼にいるカモの群れを望遠鏡で見ると、こんなふうです。あとからドローンの位置情報で分かったことですが、岸から群れまでの距離は約1.5kmでした。88mm径のプロミナーを使っていますが、色はよく分からず、体型と、それから立ち上がってパタパタ羽ばたいたときに翼に見える白いラインから、スズガモだろうと判断しました。

ポロ沼望遠鏡photo.jpg

次の写真は、同じ群れをドローンから写したものです。望遠鏡で見ると高密度に見えますが、それはカモ同士が重なっているせいで、個体間距離がけっこう広いことが分かります。ドローンを群れの両端に飛ばして位置を確認したところ、群れの広がりはおよそ350mほどでした。

ポロ沼全景.jpg

さらに近づくと、キモマ沼で見たのと同じく繁殖羽に近いオスのスズガモが多いのですが、オナガガモやヒドリガモも混じっていることが分かりました(これは縮小した写真なので不鮮明ですが)。

ポロ沼横から.jpg

さて、これからこの群れの数をカウントします。コンピューターに数えさせたいのですが、カモだけをうまく色で選択することができないので、いろいろ工夫が必要なようです。結局、1羽ずつ目で数える羽目になりそうな懸念もあります・・・。


posted by ばーりさ at 11:26| 活動報告

2017年10月07日

北海道北部でオスばかりのカモの群れを見ました

道北のポロ沼、キモマ沼、クッチャロ湖で、ドローンを使ってカモの撮影をしてきました。昨年9月下旬にポロ沼でドローンを飛ばしたときに、ほとんどがオスというスズガモの群れを見たので、毎年そうなのかを確かめたかったのです。

写真はキモマ沼で10月1日に撮影したものです。スズガモは普段は岸から離れた水面にいるのですが、風の強い日だったので、風を避けるために風上の岸の近くに集まっていたようです。

キモマ沼斜め.jpg

真上から撮影した写真を見ると、茶色い個体(メスか幼鳥)も少しいますが、昨年同様で大半がオスです。そして、やはり昨年もそうだったのですが、かなり繁殖羽に近い羽色になっています。
キモマ沼上から.jpg

それから、次の写真は同じ場所にいたオナガガモ200羽ほどの群れですが、こちらもほとんどがオスでした。スズガモと違ってエクリプスですが、腰のあたりの三列風切りの色や、胸が白くなってきていることからオスであることが分かります。(1羽小さめなのはヒドリガモでしょう)

キモマ沼オナガ.jpg

カモ類はメスだけがヒナを育てるため、オスは繁殖地を離れて換羽地と呼ばれる場所に集まり先に換羽をします(このときエクリプスになります)。キモマ沼には換羽地のオスがまとまって渡ってきたのかもしれませんが、スズガモが繁殖羽になるのは12月過ぎだと思っていたので、意外な光景でした。

ところで、先に換羽が終わる成鳥オスが早くに渡ってくるような気もしますが、場所によって、オスばかりの群れや、オス・メス・幼鳥が混ざった群れがいる可能性もあります。




posted by ばーりさ at 12:19| 活動報告