2017年06月07日

ジョウビタキ見つからず,ホシガラスはいちおう 佐渡調査(植田)

 佐渡南部と北部の調査地の調査をしてきました。北部の調査地は雪もなくなり,花がたくさん咲いて良い感じでした。

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 今回はメインの調査以外に目的がありました。1つはジョウビタキが繁殖しているかどうか確認すること。去年,餌を加えたジョウビタキの雄を観察したので,今年も観察できたら繁殖の可能性が高まります。もう1つはホシガラスを観察すること。高木くんが中心になってホシガラスの調査プロジェクトをたちあげたので,佐渡北部にいるホシガラスを今まで知られているところ以外で見つけたいな,というところです。

 1つ目のジョウビタキですが,みつかりませんでした。去年見つけたところを中心に歩き回ったのですが,気配なし。もう少し早い時期にさえずりを探した方が賢かったかも。来年再挑戦します。
2つ目のホシガラスも見つかりませんでした。大佐渡のスギ林にいるのはカケスばかり。帰りにこれまで情報のあったスギ林に行ったら,いました。ちょっと遠かったですが,姿と声を確認できました。来年は近くで良い音をとりたいですね。



 今回は収穫もありました。生カツ丼。肉が生なわけではなく,生のスライス玉ねぎと大根おろしが添えられたたれカツ丼に生卵をかけて食べるカツ丼です。これが美味しい。「同じ店には行かない」を方針にしていますが,また行きたいです。

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posted by ばーりさ at 16:24| 活動報告

伊豆大島調査その2 噴火そして土砂災害と鳥(植田)

 先日は,伊豆大島の鳥類相の特異性についてお話ししましたが,今回は環境変化と鳥について。ほかの島と違い,アカコッコもオーストンヤマガラもイイジマムシクイもいない(イイジマは少し前まではいたとのこと)大島ですが,面白そうなテーマがいくつかありました。

 1つは噴火の影響と鳥の関係です。大島には噴火後の遷移状態がちがう場所があって,その遷移状態と鳥の関係が観察できました。おそらく風が強いことや水はけがよすぎるとかいろいろ理由はあるのだと思いますが,三原山の東側は裏砂漠という植物がほとんどないような噴火後あまり変わっていないような場所になっていて,西側は植生遷移の初期状態で,その進み具合も場所による差がありました。

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 植物がほとんどない裏砂漠には,トビなどは飛んでいますが,ホオジロが1羽いた以外は地上性の鳥はいませんでした。そして,少し丈の低い植物が生えてい西側の噴火口に近い場所では,ミソサザイやイソヒヨドリがいて,籔くらいにまでなっている場所には,ウグイスやホオジロがたくさんいました。キジやコジュケイやホトトギスも。森に近くなっている場所ではオオルリの声も聞かれました。20年後,調査をした時には植物や鳥がどのように変わっているでしょうか?

 もう一つは土砂崩れと猛禽です。2013年に大島では集中豪雨により土砂崩れが起きる大災害がありました。不幸な災害でしたが,これがサシバの定着につながったかもしれません。今回の参加者のMさんがサシバを発見して,その後,行動を観察したところ,崩落地で採食しているようだということでした。同じ場所ではノスリも観察されました。山にいるサシバが雪崩地形を利用しているとの調査もありますが,同様なことが大島でも起きているのかもしれません。今は谷戸を主要な生息地としているサシバですが,本来の生息環境はこうした場所なのかもしれませんね。
 土砂崩れが起きる前からサシバはいて,それが崩落地を利用するようになったのか,それとも崩落地ができて,大島にサシバが定着したのかはわかりませんが,島の鳥類相のことを考える上でも,興味深いな,と思いました。

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崩壊地は草地になって,よい採食地になっているよう。
posted by ばーりさ at 15:47| 活動報告

2017年06月04日

ヒヨドリの少ない島 伊豆大島で調査(植田)

「ヒーヨ ヒーヨ」「あっ ヒヨドリだ!」
今週末行ってきた伊豆大島。ここではヒヨドリは珍しいのです。

今年から始まった東京島嶼調査。伊豆・小笠原の全て有人島の鳥の分布を明らかにすることを目指しています。
島では,本土での普通種が見られないあるいは少ないことがあります。大島ではコゲラ,ヒヨドリ,ムクドリ,ハシボソガラスなどがそれにあたります。
本土から分散して定着する機会がないことや生息環境が限られることがその原因の一つですが,ヒヨドリはなぜ定着しているのに増えないのか不思議です。環境は十分にあると思うのですけど。

今後,各島の状況が見えてくるとそのあたり,想像ができるかもしれませんね。


今回は7名で調査を実施しました。早朝からの調査に参加いただき,お疲れ様でした。


三原山の火口や砂漠も見てきました。20年度に調査するときは遷移が進んで,鳥の様子も変わっているでしょうね

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カツ丼,苦労の末,帰る直前の昼食で食べられました。苦労の末のカツ丼は格別ですね。汁だくすぎるのと,タレが酒っぽかったので,もう少し煮て飛ばしてくれるとさらに良かった。

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明日からはコゲラのいない島,佐渡で調査してきます
posted by ばーりさ at 22:22| 活動報告

2017年06月03日

中央公園6月3日調査報告

快晴の割には気温の低い朝。
今年もアメリカザイフリボクの実が完熟し始めました。
この実は食用になるとのIさんの話に試食することに。
見た目と同じように美味しい実でした。

ただ、今年はこの実に飛来するムクドリがそれほど多くありません。
今朝はせいぜい10羽程度でした。
例年だと巣立ちビナを連れた家族群で騒々しく賑わいます。
一応、今朝も巣立ちビナがみられたのですが数羽です。
今年は巣立ち時期が少し遅いのかもしれません。

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(アメリカザイフリボクの赤い実をくわえるムクドリ)

沈床池ではカルガモのヒナを記録しました。
ヒナの数は7羽。今年の家族群初記録です。
昨年は5月21日が初認でした。
やはりカルガモも少し遅いようです。

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(初お目見えのカルガモの家族)

今年は池の周りの低木が頻繁に剪定されています。
この作業によって親鳥たちが落ち着いて繁殖活動ができなかった?
ここ数年、ここではカルガモの家族数は増加傾向にあります。
はたしてこのあと何家族がみられるのか気になります。

日本庭園ではオオムシクイの独特の囀りが聞かれました。
過去の記録をみると、この公園でのオオムシクイの春の記録は6月第1週でした。
今年もピタリです。

皆さん、ひと目だけでも姿を見ようと高木の梢をキョロキョロ。
しかし、声はすれど姿は見えず。
チラリと枝先に飛びつく影がやっとでした。
しかし、メボソムシクイとの鳴き声の違いなど話が盛り上がりました。
お蔭で楽しいひと時が過ごせました。
オオムシクイに感謝です。

参加者5名 記録種数21種、記録個体数104羽
次回は6月10日午前6時30分からです。担当:BR平野



posted by ばーりさ at 17:49| みにクル報告(宇都宮)