2017年01月09日

ヒドリガモの幼鳥調査に行ってきました(千葉県)

昨日、ヒドリガモの幼鳥調査に行ってきました。ご参考までに、私なりに思った観察のポイントをご紹介しましょう。
ヒドリガモの幼鳥率調査についてはバードリサーチのホームページをご覧下さい。成幼を見分けやすいオスだけが調査対象です。

まず観察場所ですが、近い位置からヒドリガモを見ることのできる場所がおすすめです。公園の池みたいなところがいいかもしれません。オスの雨覆の茶色い幼羽は小さくしか見えないので、近距離のほうが断然、見やすいです。

さて、はじめに行ったのは谷津干潟です。
​ヒドリガモは10〜30mの距離で観察できました。10倍の双眼鏡で調査するには30mが限界だと思いました。

P1150571距離5-30m.jpg
双眼鏡(望遠鏡)を縦横に動かしながらカウントしていると、どこまで見たのか分からなくなってきます。これは全数調査ではありませんから、どこまで見たか分からなくなったら、重複カウントを避けるため、少し距離を開けた位置からカウントを再開しましょう。成鳥か幼鳥か区別できなかった個体は、調査した数に含めないで下さい。

P1150534アオサ食べてる.jpg
一生懸命、アオサを食べています。

P1150556幼鳥同士2羽x.jpg
これがオスの幼鳥。体側にライン状に見えている雨覆が茶色です。

 成鳥数幼鳥数幼鳥率
1回目6246%
2回目6334.5%
3回目7167.8%
カウントする度に数が違ってしまいますが、私は一番たくさん数えた回を採用しています。もちろん、一番自信のある回でもかまいません。

雨覆の色ばかり気にしているせいで、うっかりして雨覆がオス幼鳥と似ているメスをカウントしてしまうことがありました。そんなことをするのは私だけなのかもしれませんが、念のため、ご注意申し上げます。

続いて、市川市のじゅんさい池に行きました。
ここは公園の池でカモまでの距離が近いため、双眼鏡は使わずに目視で調査することができました。池にヒドリガモの食べものはなさそうですが、近くに江戸川があるので、夜間に土手の草を食べに行っているのだと思います。

蓴菜池.jpg

 成鳥数幼鳥数幼鳥率
1回目2214.3%
ほとんどのヒドリガモをカウントできたと思うので、1回しか調査しませんでした。

どちらの場所も幼鳥率が低いですね。こんなに少ない数しか繁殖できていないのだとしたら個体数を維持できませんから、どこかにたくさん幼鳥がいるはずです。南の地方にいるのでしょうか?



posted by ばーりさ at 10:51| 活動報告

2017年01月07日

中央公園1月7日調査報告

新年第1回目の調査です。
正月の暖かさに慣れた体には酷な厳しい冷え込みです。
公園の4つの池のうち2つは全面凍結状態でした。

エナガやシジュウカラは相変わらず元気に動き回っていました。
一方、ジョウビタキやツグミは食べ物を探すのに必死なのでしょうか。
歩道脇に出てきて、やや動きも緩慢でした。
ジョウビタキはウォーキング中の人が近づいても逃げません。

170107_jyobitaki.jpg
 (足元で食べ物を探すジョウビタキの雄)

ご婦人たちのグループがジョウビタキの雄に気が付いて識別談義。
聞いているとヤマガラと識別したようです。
しかし、一人が私たちに尋ねてジョウビタキと判明しました。

ツグミやシロハラも姿がよくみられました。
例年よりやや多めです。
山に木の実が少ないせいでしょうか。
今冬は、早くから低地に飛来しているようです。

170107_tsugumi.jpg
   (駐車場で食物を探すツグミ)

一方で、例年今の時期個体数が多いカワラヒワ。
今朝はわずか2羽が駐車場のアキニレで観察されただけです。
こちらは、公園の樹木に実が少ないため郊外へ行ってしまったのかも。
実際にここから1.3qの里地では例年より多く群れています。

今冬はイカルやアトリは期待できそうにありません。
寂しい冬になりそうです。
来週の日曜日は公園と博物館主催の観察会です。
私たちも講師で参加予定です。
何を見てもらうか今から頭が痛いです。
カワセミが救世主になってくれると良いのですが…。

参加者5名 記録種数23種 記録個体数138羽
次回は1月14日午前7時からです。担当:BR平野
posted by ばーりさ at 11:54| みにクル報告(宇都宮)

2017年01月05日

渡良瀬遊水地チュウヒ類就塒調査

昨夕は、渡良瀬遊水地でチュウヒとハイイロチュウヒの就塒調査をしてきました。
この調査は、本会とオオタカ保護基金との共同調査で、今冬で23年目です。
今回は、栃木や東京、茨城、埼玉から合計17名が参加しました。
風がやや強く、寒さ厳しい中、5か所にわかれての観察です。


170104チュウヒ塒風景.jpg
      (チュウヒの塒調査の様子)

その結果、チュウヒは昨年より約10羽多く、ハイイロチュウヒはほぼ昨年なみでした。
チュウヒの数は、2006年ごろにはまだ及びませんが、回復傾向にあるようです。

 
このチュウヒ類の調査は、各地の有志の方々によって全国各地で行われています。
はたして、ほかの調査地はどうだったのでしょうか。
チュウヒの増加は渡良瀬遊水地だけだったのでしょうか。
結果が楽しみです。(BR:平野)

posted by ばーりさ at 14:19| みにクル報告(その他)