2016年09月21日

今年も帰ってきたシロチドリ(守屋)

繁殖地からのシロチドリの分散を調査するためにカラーバンドを使用した調査を行っています。
今年もさっそく三番瀬や三重から報告がありました。

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Photo by 木子雅水 2016/9/14・15

この9月に三番瀬で確認された"橙赤"は、2015年春に九十九里浜で繁殖し、昨年冬に三番瀬で越冬し、今年九十九里でまた繁殖をし、また三番瀬で再び観察されました。
シロチドリは、かなり固定化された越冬地と繁殖地があるようです。
それがどうやって決まるのか? 
どこまで固定化されたものなのか? 
年齢によるものなのか? 
など、まだまだ不明な点があります。

今冬もどこかに標識されたシロチドリが渡っていっているはずなので、砂浜などでシロチドリがいたら、よーく足を見ていただけるとカラーリングが見つかるかもしれません。

見つけたらぜひご連絡ください!
http://www.bird-research.jp/1_katsudo/shiro_chidori/shirochi_mark.html




posted by ばーりさ at 10:20| 活動報告

2016年09月14日

秋のシギ・チドリ類調査に行ってきました(奴賀)

雨の合間をぬって、九十九里浜にシギ・チドリ類調査に行ってきました。

確認したシギチは、コチドリ、シロチドリ、メダイチドリ、キョウジョシギ、オバシギ、ミユビシギ、トウネンの7種。

ある地点ではミユビシギの群れに遭遇したのですが、その距離が最短で3mほどの至近距離。
コンパクトカメラしか持っていなかったのですが、せっかく近くで群れているので、望遠鏡に押し付けて、手動のデジスコ「手ジスコ」で撮影してみました。

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やはり、ブレてしまっていますが、近い!

今度は通常の撮影で動画を撮ってみました。


そうこうしていたら、突然、一斉に飛んだので、もしやと思ったらハヤブサ成鳥が出現。狩りには失敗していましたが、ミユビシギは全て逃げてしまいました。
でも一緒にいたオバシギ4羽のうち1羽が逃げ遅れて?岩場でじっとしていました。警戒?してか、いつもより首が細長く、頭の羽毛が立っています。
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ちなみに11/13にシギ・チドリ交流会を東京で開催します!
http://www.bird-research.jp/1_event/shigichi2016_11.html
ポスター発表やシギチ写真コンテストも募集中!

posted by ばーりさ at 17:32| 活動報告

2016年09月12日

四谷橋のカワウを見てきました(加藤・近藤)

9日の夕方に、多摩川にあるカワウのねぐらを見てきました。

場所は、四谷橋近くの送電線です。
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送電線下の中洲にもいます。サギ類を添えて。
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若鳥と成鳥の数をそれぞれ数えたのですが(見分け方は「カワウのほん」p.38をご覧ください!)

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後ろを向かれると、見慣れていないわたしにはまったくわかりませんでした!
顔だけでいいからこっち向け〜!と念じながらカウントしました。
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↑念を送っている様子

最終的には中洲のねぐらも含めて465羽を数えました。送電線も重たそうでした。
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群れの真ん中に入ろうとするとすでに陣取っている個体にどつかれるという光景が何度かみられたので、送電線のどこに居座るかというのはカワウ的には重要なことのようです。送電線のねぐらは成鳥が圧倒的に多かったのですが、中洲のねぐらはほぼ若鳥で占められており、カワウの好むねぐらの条件がとても気になりました。

事務所から近いところにあるので、次は朝の様子も見たいところです。


★おまけ★
パンを水に浸して柔らかくしているハシボソガラス。あんまり浸しているとぼよぼよになるよ〜。
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posted by ばーりさ at 14:08| 活動報告

2016年09月10日

中央公園9月10日調査報告

このところの大雨も一休み。
エゾビタキなどの旅鳥を期待した朝です。

しかし、公園はひっそり。
ヒヨドリさえ鳴きません。
ヒタキ類など夢また夢?

鳥たちの気配がないため樹木の実のなり具合をチェック。
シラカシはそれなりに実が付いていました。
一方、昨年たくさん実が付いていたカエデ類はほとんど皆無。
ケヤキの実も皆無?

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    (実のついたシラカシ 撮影:Oさん)

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   (まったく実がないカエデ 撮影:Oさん)

今年は周囲の里山のエゴの実もほとんどなっていません。
山地のブナなども凶作のようです。
はたして今年の冬の鳥たちの飛来はどうなるのでしょうか。

今日もアカゲラが記録されました。
いち早く山から下りているのでしょうか。
ヤマガラやゴジュウカラは?

コース終了付近でやっとカラ類の群れに遭遇。
エナガとシジュウカラが少なくとも各11羽でした。
中にコサメビタキ1羽も。

騒々しく鳴き交わす声はやはり良いもの。
メジロやムシクイ類が入っていないのがちょっと残念でした。

山登り組は朝から市内の山へタカ類の渡りの調査へ。
あちらの成果はどうだったのでしょうか。
結果報告が楽しみです。

参加者3名 記録種17種 記録個体数104羽

次回は9月24日午前6時からです。17日はお休みです。
担当:BR平野

posted by ばーりさ at 12:05| みにクル報告(宇都宮)

2016年09月07日

「第19回山階芳麿賞記念シンポジウム」で講演します(佐藤)

バードリサーチ運営委員の上田惠介・立教大学名誉教授が山階芳麿賞を受賞しました。これを記念して、924日(土)、東京大学でシンポジウム『子を他人に預ける鳥、カッコウ類研究の最前線』が開催されます。ここでは、上田名誉教授の他、佐藤もこれまでの研究を紹介します。申し込み不要、参加費無料なので、是非ご参加ください!

私事ですが、およそ10年間、上田研究室に在籍し、上田名誉教授や講演者の田中啓太氏らと共に南太平洋を舞台に調査・研究を行ってきました。本シンポジウムでは、その間の苦労話などを含め、海外での調査の魅力をお伝えできればと考えています。


写真はシンポジウムの意気込みについて、取材を受けている様子。

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第19回山階芳麿賞記念シンポジウム
「子を他人に預ける鳥、カッコウ類研究の最前線」
【日時】2016年9月24日(土)13:30〜16:00(開場13:00)
【会場】東京大学農学部弥生講堂 東京都文京区弥生1-1-1交通案内(外部サイト)
(東京メトロ南北線東大前駅徒歩1分、東京メトロ千代田線根津駅徒歩8分)
【申込み】不要  【入場】無料


 【講演】
托卵研究はどこまで進んだか?欧米の研究、日本の研究 上田恵介(立教大学名誉教授)
仮親を騙す"分身"の術〜ジュウイチ雛の妙技〜 田中啓太(慶應義塾大学文学部)
南太平洋の托卵をめぐる攻防〜日本の鳥にはないセンニョムシクイの対抗策 佐藤望(認定NPO法人バードリサーチ)
【質疑とまとめ】上田恵介・田中啓太・佐藤望

【主催】(公財)山階鳥類研究所 【共催】朝日新聞社 【後援】我孫子市


posted by ばーりさ at 11:05| 活動報告