2016年08月13日

ひな鳥の冒険(ファインディング・ドリー同時上映短編)見てきました(奴賀)

先日、Disney PIXARの映画、ファインディング・ドリーを見てきました。
いや、正確に言うと、ドリーの前に上映される短編目当てで見てきました。
「ひな鳥の冒険」(英語タイトル:PIPER)
http://ure.pia.co.jp/articles/-/59732

モデルはミユビシギ。
DSCN2909ミユビシギ採食.jpg
鳥業界でもマニアックなシギがアニメ化されるなんて、びっくりです。
これを機会に「#シギチ浸透計画」をススメたい(笑)。

6分と言う短い時間ですが、砂浜での採食シーンはミユビシギの動きがよく描かれていました。
特に波が引いた後、群れで一斉に波打ち際に走る様子が良かったです。

しかし、鳥屋の目で細かく見てしまうと、、、
このミユビシギが食べようとしている二枚貝は、形や生息環境からフジノハナガイとかナミノコガイと言われる砂浜の波打ち際に生息する二枚貝の仲間と思われます。
この貝は、尖った方から足を出して、砂に潜ります。なので、必ず尖った方が下に向くと思うのですが、作品中では・・・。
ミユビシギは二枚貝のその足や(Nuka et al. 2005)、プランクトン等を食べるために出す水管だけ(McLachlan et al. 1980)をちぎって食べたりします。作品中では二枚貝を開けて食べているようですが・・・。
砂浜はミユビシギにとって越冬地または渡りの中継地にあたります。子育てをする繁殖地は北極圏のツンドラの湿地です・・・。

などなど、いろいろありますが、
ちょうど8月からは、繁殖を終えたミユビシギが日本にやってくる時期です(奴賀 2008)。
先日も九十九里浜にシギ・チドリ類調査に出かけたら、海水浴場のすぐ隣で走っているミユビシギの群れを観察できました。
海水浴ついでに、波と一緒に走るミユビシギのおもしろい動きもぜひ見てください。場所によってはフジノハナガイの砂に潜る行動も見れておもしろいですよ。


引用文献
McLachlan, A., Wooldridge, T., Schramm, M. & Kühn, M. 1980. Seasonal abundance, biomass and feeding of shore birds on sandy beaches in the Eastern Cape, South Africa. Ostrich 51: 44–52.

Nuka, T., Norman, C. P., Kuwabara, K. & Miyazaki. T. 2005. Feeding behavior and effect of prey availability on Sanderling Calidris alba distribution on Kujukuri beach. Ornithological Science 4: 139-146.

奴賀俊光. 2008. 生態図鑑ミユビシギ. Bird Research News 5(10): 4-5.

posted by ばーりさ at 14:14| その他

中央公園8月13日調査報告

少し気温が低く目の過ごしやすい朝。
そのせいか鳥たちも先週より少し活動的でした。

前回記録できなかったシジュウカラ。
集合場所付近では鳴き交わしながら動き回る7羽の群れ。
さらに、西側にも4羽の群れも。
西側の群れにはメジロも加わっていました。

一方、上空を飛び回るツバメはだいぶ減りました。
今朝は最多で6羽。
もう渡りの準備で郊外へ移動したのかもしれません。

ハシブトガラスも昨年などより少な目です。
今朝は前回とほぼ同じ31羽。
この時期のハシブトガラスは14年をピークに減少気味です。
他にもっと良い採食地ができたのでしょうか。
気になります。

160813_sasagoi.jpg
(今年最後のササゴイの巣立ちビナたち)

ついに今年最後のササゴイが巣立ちしました。
巣から離れた枝で親鳥が飛来するのを待っていました。
ただ、数日前巣内に5羽いたヒナが4羽しかいません。
心配していたところ、池の反対側の流れに1羽が佇んでいました。
早くから巣外で動き回っていた個体のようです。
来週には皆公園の外へ飛び去ってしまうことでしょう。

そろそろカッコウ類が姿を見せる季節です。
次回、ツツドリがみられることを願って解散。

参加者4名 記録種数16種 記録個体数168羽
次回は8月20日午前6時からです。担当:BR平野




posted by ばーりさ at 11:38| みにクル報告(宇都宮)