2016年07月04日

行徳でカワウ調査をしてきました(加藤・近藤)

7月2日の土曜日に、千葉県の行徳鳥獣保護区でカワウの調査をしてきました。
コロニーを利用しているカワウの個体数や巣数を調べることと並行して、足環がついている個体を探す調査をしました。
カワウの行動圏や生態を把握するために地域ごとに異なる色の足環をつけて調査をおこなっています。
関東では黄色い足環をつけています(ちなみに、北海道が赤、愛知県が緑と白、静岡県が橙色、島根県が薄茶色、滋賀県と兵庫県が青です)。

梅雨時期なのでお天気が気になりましたが、雨の気配もなく、日差しも強すぎることなく快適な調査となりました。
しかし、風が強くてフィールドスコープが揺れてしまい、足環の番号を読み取るのには非常に苦労しました。
カワウの大群のなかから足環のついた子を探すのですが、せっかく見つけても、足環が数字の見えない角度になっていたり、他の子の陰になっていたりと、悔しい気持ちになることもありました。

それでも、全部で24羽の足環を読み取ることができました。足環が確認できた個体のなかで一番年上だったのは、2007年生まれの子でした。
自分が標識作業をお手伝いしたときの子をみつけると、一段と嬉しくなりました。
(某カワサキのER-4nというバイクを連想させ、個人的にとても思い入れがあった「ER4」にも再会出来ました)

みなさんも、カワウを見かけたら、足環がついていないかぜひチェックしてみて下さいね。
見つけた際には、バードリサーチまで情報提供をよろしくお願いします。

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※写真の中から足環見つけられますか〜。
posted by ばーりさ at 15:26| 活動報告

2016年07月01日

今年のさえずり時期は早かった(ライブ音の聞き取り調査から)

今年も4月からはじめたライブ音の聞き取り調査。無事3か月間の調査が終わりました。
9人の方に参加いただき,北海道富良野,埼玉県秩父,山梨県山中湖,長野県志賀高原の森の鳥のさえずりの状況を無事毎日調査をすることができました。

・調査地点による違い
 まずは,4地点のさえずりの活発さの季節変化を調べてみました。日の出10分前から5分後までの15分間のデータを使って,そのあいだに鳴いていた鳥の延べ時間(たとえば,ヒガラが5分間,ゴジュウカラが7分,キバシリが4分鳴いていたら,16分とする)の季節変化を見てみました。
 さすがに北海道の富良野は,4月初めは寒いのか,さえずりは不活発で,他調査地よりも遅れて4月下旬ころから活発になってきました。そして,標高の高い志賀とともに,秩父や山中湖よりも6月下旬まで活発なまま推移していました。

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・各種鳥類の年による違い
 富良野はまだ調査を始めて2年目なのでわからないので,秩父,山中湖,志賀高原の代表的な留鳥と夏鳥のさえずり頻度の年による違いを見てみました。
 その結果,今年は留鳥も夏鳥も例年より早くさえずっていたことがわかりました。秩父のヤマガラの巣立ち時期も早かったので,今年は各種とも繁殖が早かったのではないかと思います。ことしはなぜ早かったのでしょうか? 気温でしょうか? 気象要因などとも比べてみたいと思います。

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その他の鳥の状況はこちらから
posted by ばーりさ at 18:51| 活動報告