2016年03月30日

中部・関東・近畿地方では 3-4月と7月に繁殖のピーク? メジロとランチ2015年結果報告

メジロのさえずりが東北でも聞かれる時期になりました。

だいぶ遅くなってしまいましたが,メジロとランチの昨年の結果をHPにアップしました。
お送りいただいた調査結果を集計すると,中部・関東・近畿地方では 3-4月と7月にさえずりのピークがあり,2回の繁殖のピークがあることがわかりました。そしてこれらの地域よりも寒い北海道は7月のみピークになっていました。
ちょっと面白かったのが,中国地方です。近畿などと同じようなさえずりパターンになりそうなものですが,5月をピークとした凸型のさえずりパターンでした。

キャプチャ.PNG

今年も引き続き情報収集をして,その他の地域のメジロの繁殖パターンも明らかにしていきたいと思います。調査への参加よろしくお願いいたします。

メジロとランチのページ: http://www.bird-research.jp/1_katsudo/mejiro/index.html
posted by ばーりさ at 10:39| 活動報告

2016年03月26日

中央公園3月26日調査報告

寒の戻りの朝。

厚手の上着と手袋が必要な寒い朝です。

それでも公園ではコブシやシダレザクラが咲きはじめました。

日本庭園のカエデは早や若葉が開いていました。


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(コブシの花が咲き始めた今朝の公園)


2週間前まではあれほど賑やかだった公園。

今朝は静まり返っていました。

時折、シジュウカラやウグイスの囀りが聞こえるだけです。


来週はもう4月です。

夏鳥の飛来を前に2015年冬(以下今冬)を振り返ってみました。

今冬は冬鳥たちの当たり年。

アトリ、シメ、イカルは例年にないほど多くの個体が滞在しました。

下図はこれら3種の冬の間の10日ごとの変動をまとめたものです。


 160326冬鳥.gif

2015年冬の3種の最多個体数の10日ごとの推移)


3種とも1月下旬から2月上旬に急激に個体数が増加しました。

同様の傾向はツグミの個体数の変動からも見て取れます。

ツグミはばらつきはあるものの1月から増加しはじめました。

下図から2014年冬より明らかに個体数が多いことがわかります。


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2014年冬と2015年冬のツグミの最多個体数の比較)


今冬は例年にない暖冬でした。

しかし、1月中下旬には寒気の影響で北日本や日本海側で大雪が降りました。

宇都宮でも130日にはまとまった降雪がありました。

この日を境に公園のシメやアトリが増加しました。

今冬の冬鳥たちの増加は北日本や宇都宮周辺の山地での降雪が影響しているようです。


しかも、公園のケヤキやカエデは大量に実を付けていました。

おそらく、公園に大量の食べ物があったことで一月以上にわたって留まったのでしょう。

さすがに、3月中旬になり木の実もなくなり他へ移動したようです。


今朝はシメが5羽、アトリ3羽。

イカルはいませんでした。


今冬は、夢のようなひと時を過ごすことができました。


参加者2名 記録種数23種 記録個体数169

次回は42日午前7時からです。担当:BR平野

posted by ばーりさ at 13:47| みにクル報告(宇都宮)

2016年03月21日

季節前線ウォッチ 世界へ? 香港でアジアの小鳥のモニタリングの会議

3/17-18に香港で開かれたアジアの小鳥のモニタリングの会議に,バードライフのシンバに招いていただいたので,参加してきました。
ぼくは,この繁殖期からはじまる繁殖分布調査と,季節前線ウォッチについて話してきました。

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この会議は今回で2回目の会議で,ロシア,韓国,中国そして日本の参加で行なわれています。各国の小鳥の調査はセンサスよりもバンディングが盛んなのですが,モニタリングに使えそうなデータはあまりないようで,すぐには「モニタリング」はできそうにありませんが,徐々に体制が整っていくといいのですけど。

ぼくにとっての収穫は,サハリンの研究者が季節前線ウォッチに興味をもってくれたこと。英語サイトつくったら,まわりに呼び掛けて情報収集してくれるというので,もしかすると,北海道で終わっていた季節前線が,サハリンへと延びていくかも。こうご期待。

もちろん香港でもカツ丼調査してきました。セブンイレブンにもカツ丼のレトルトが売っていたし,「かつや」までありました。「かつや」のカツ丼は,ちょっと衣が脂っぽくて,コンサルタントでもしたくなるようなものでしたが,中華料理で育った香港の人にはこれくらいの方が良いのかも。カツ丼もKATSUDONとして,世界に根付いているのかもしれません。

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posted by ばーりさ at 10:05| 活動報告

2016年03月12日

中央公園3月12日調査報告

雪の舞う真冬並みの寒い朝。
寒さのせいか鳥たちも静かです。

大池に水が張られていました。
まだ満水には程遠い水深です。

カルガモの中にオシドリの雄が1羽。
渡りの途中に立ち寄ったのでしょう。
寒そうに佇んでいました。
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(久しぶりに観察されたオシドリ)

開始早々、カラスたちが異様に騒ぎ始めました。
オオタカか何か猛禽がいるようです。

そのせいか、先週あれほどいたシメもイカルもほとんどいません。
それでも日本庭園にはイカルの7羽の群れがいました。
イカルたちは、残り少ないカエデの実を食べ始めました。
すると、シメがしきりにイカルを追い払います。
イカルはシメより体が大きそうです。
しかし、体自体はシメのほうが大きいのかも?

近くのカエデではアトリも残り実を採食中です。
残っている実は枝からでは届きません。
皆、枝から飛び立ってフライングキャッチで食べていました。
アトリの変わった採食法にちょっと目が点に…。

さすがに公園の木の実も残り少なくなってきました。
来週はさらにイカルやシメが減っているのかもしれません。
寂しくなります。

調査終了後、カラスが鳴き騒いでいたあたりにオオタカがとまっていました。

参加者6名 記録種25種 記録個体数226羽
次回は3月19日午前7時からです。担当:BR平野
posted by ばーりさ at 12:25| みにクル報告(宇都宮)

2016年03月06日

3月6日中央公園調査報告

予想に反して晴れ間が広がる暖かな朝です。
鳥たちも活発に動き回っていました。

カラスたちはせっせと巣材集め。
枝を折り取っては巣へ運んでいました。

今のところハシボソガラス、ハシブトガラスとも3つがい。
ハシブトガラスは昨年より少なさそうです。

エナガも巣材集めに忙しそうです。
今年は3つがいが公園内で見られています。
このまま3つがいとも無事ヒナを育ててくれると良いのですが。
ただ、オナガの群れが飛来しているので心配です。
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(羽毛をくわえるエナガ)

昨日、たくさんいたイカルとシメ。
今朝は半数くらいです。
しかも、イカルはカシの木の茂みから出てきません。
騒々しく鳴き騒いでいました。
お蔭で正確な数はカウントできませんでした。
それでも少なくとも25羽は確認できました。

突然、上空からツミの雌の鳴声が…。
するとイカルたちは一斉にシーン。
イカルやシメが少なかったのはどうもツミが飛び回っているためのようです。

ついに今年もツミの季節の到来です。
今朝はウグイスも3か所で囀っていました。
春の到来です。

参加者4名 記録種数24種 記録個体数280羽
次回は3月12日午前7時からです。担当:BR平野
posted by ばーりさ at 10:23| みにクル報告(宇都宮)