2016年02月27日

中央公園2月27日調査報告

公園のウメも満開。
マンサクも黄色い花を咲かせ始めました。
でも、頬にあたる風はまだ真冬の冷たさでした。

エナガは早くも巣造りに余念がないようです。
今年は2年ぶりに3つがいが営巣しそうです。
ただ、1か所では巣があるらしい場所にオナガの姿が…。

相変わらず、シメやイカル、アトリの姿が目に付きました。
さすがに枝についた実はほとんど食べつくされていました。
みな地上に落ちた実に夢中でした。

特にシメは人が近づけない沈床池の芝生に群れていました。
その数57羽。ほとんどのシメが集まっていました。
この池の両側はユリノキの並木です。
目当ては芝生に落ちた大量のユリノキの種子。
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(芝生に群れるシメたち)

ひとしきり食べ終わると清掃中の大池に移動。
池の窪みに残った水で喉を潤す姿が観察されました。
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(水飲みにきたシメの群れ 撮影:Oさん)

結局、今朝のシメは少なくとも62羽。
今冬の最多個体数を記録しました。
そして、渡来数が多かった2009年の最多個体数を抜いて過去最多を記録。
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(2005年冬からのシメの最多個体数の比較)

シメはイカルに姿が似ています。
しかし、微妙に食性が違うのでしょうか。
イカルは先週より半数近くに減っていました。
相変わらずカエデの実を地上で食べていました。
一方で、ユリノキの実には群れません。
少し気になります。

参加者5名 記録種数21種 記録個体数308羽
次回は3月6日(日)午前7時からです。担当:BR平野
posted by ばーりさ at 11:59| みにクル報告(宇都宮)

2016年02月23日

ピストル音が一番刺激的? 根室でワシ調査(植田)

1か月以上にわたる連続出張のとりは根室。環境省のワシの調査です。
ニュースレターの去年の4月号に書きましたが,音でバードストライクを防げないかという実験です。
去年と同様に,運動会のスタートピストルの音にはワシはしっかり反応し,風車に近づいたときに音を鳴らすことで,脇見飛行をしていても,ワシに風車の存在を知らせることができそうでした。
今回は,警戒声も試したのですが,反応は今一つ。去年のホイッスルと同じような感じでした。今のところ,ピストル音が良さそう。

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今回ももちろんカツ丼を食べてきました。これだけ出張が続いたので,さぞカツ丼食べているだろうと思って,ぼくのカツ丼写真コレクションをみたら,わずか11食だけでした。もっと頑張らねば

posted by ばーりさ at 21:58| 活動報告

2016年02月18日

みにクル 九十九里シギチ冬期調査3回目(奴賀)

2/16、シギ・チドリ調査で九十九里浜に行ってきました。
相変わらず天気に恵まれ、快晴で暖かい日でした。

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しかし、天気が良すぎて(?)、鳥がいません。
調査地の約半分を見て、シギチが0羽です。。。

なので、他の鳥を見てしまいます。
海上を見ると、相変わらず今季はビロードキンクロの割合が高い。クロガモよりも多い地点もありそうです。
陸側ではヒバリのさえずりが聞こえました。

調査の後半でやっとミユビシギの群れを発見。
IMG_8158ミユビ群れ.jpg

さらに、遠くで勢いよく飛翔するハマシギの群れも発見。
IMG_8178ハマとりみんぐ.jpg

ずーっとぐるぐると飛び回っていたので、
どこかにハヤブサやオオタカでもいたんじゃないかと思いますが、確認できませんでした。


今回の参加者からの体験談はこちら。
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バードリサーチ主催みにクルに初めて参加させて頂きました.
海鳥の調査は初めての体験だったので,どんな調査をするのか,
どんな鳥がいるのか,ワクワクしながら調査に臨みました.
調査は海岸沿いにいるシギ、チドリの種の判別や個体数のカウントでした.
ご担当者の奴賀さんが識別のポイントなど丁寧に教えてくださり,
とても勉強になりました,初心者でも楽しめる企画でした.
今後も機会があれば参加させて頂きます.ありがとうございました.
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今回の確認種リスト。
160216みにクル九十九里.jpg
確認種リスト作成エクセルを使って作成しました。)
posted by ばーりさ at 15:25| 活動報告

2016年02月15日

スーパーサイエンスハイスクール(奴賀)

先日、スーパーサイエンスハイスクール(以降SSH)指定高の生徒さんに鳥のお話しをしてきました。
SSHとは、簡単に説明すると、高等学校等において、先進的な理数教育の実施、大学等との共同研究、独創性を高める指導方法、教材の開発等の取組を実施するものです。詳しくはこちら

今回は、葛西臨海公園鳥類園のレクチャールームをお借りして、都立科学技術高校の生徒さんに、2つのお話しをしてきました。
1つ目は、「水鳥のモニタリングについて」で、国内の環境問題や環境モニタリング調査の歴史から、渡り鳥保全のためのグローバルな取り組みまでの幅広い話。
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2つ目は、「絶滅危惧種コアジサシの保全活動」で、具体的な保全の取り組みについての話。
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さすがSSHの生徒さん、どちらの話も熱心に聞いてもらい、質疑も活発でした。

講義の後の午後からは、葛西臨海公園でみんなでバードウォッチング。
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鳥を見るのはもちろん、双眼鏡を使うのも初めての人が多かったのですが、図鑑を片手に、あーでもない、こーでもないと、自分が見た種の同定をする様子を見て、こちらも鳥を見始めた頃を思い出しつつ、初めて鳥を見る人にどう教えたり、おもしろさを伝えるか等を考えたりしました。
生徒のみなさんが、鳥に興味を持ってもらい、楽しんでくれたので、今後もまたSSHと協同して、何か調査なり研究なりにつなげられれば良いなあと思います。

水鳥のモニタリング調査などでは、後継者不足や若手の育成の問題がありますが、実際に野外に出て、体験して、興味を持ってもらうこと、知ってもらうことが、まずはスタート地点として大事だと思います。そこから、未来の調査員、研究者、バードリサーチ会員!が育ってくれれば。

posted by ばーりさ at 18:23| 活動報告

2016年02月13日

中央公園2月13日調査報告

今朝は、曇り空の割には暖かな朝です。
いつものメンバーに加え、このあとの探鳥会の野鳥の会栃木のスッタフの方も参加。
そのため、久々の大人数です。

鳥たちはもう春の訪れを感じているようです。
エナガのつがいがさかんに巣材の羽毛をくわえてカシの茂みへ。
別のつがいもカシの茂みへさかんに出入りしていました。
ハシボソガラスのつがいも枝を集めていました。
日本庭園では、ウグイスがケキョと鳴いていました。

このところ多かったシメやイカル。
さすがに落ち着いてきたようです。
イカルは分散してカエデの実を食べていました。
その数20数羽。

シメは広場の地上に降りて落ちた実を食べていました。
個体数はだいぶ減って28羽でした。
数が多いせいか中には取っ組み合うものも。
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(地上で取っ組み合うシメ 撮影:Oさん)

さて、2月もはや中旬です。
今冬のシメの渡来状況を過去の記録と比較してみました。

図1は12月中旬から2月下旬の11シーズンの最多個体数の変動です。
今冬のように多かったのは2007年と2009年でした。
2009年の冬は、この公園ばかりでなく他の調査地でも多かったことが分かっています。
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(図1.11年間のシメの最多個体数の変動)

さらに、今冬の季節変動は2009年の冬の個体数の推移と大変似ていました。
どちらも1月中下旬から急激に増加していました(図2)。
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(図2.2009年冬と今冬のシメの10日ごとの最多個体数の変動)

今冬の初冬期は暖冬で1月以降に北日本や日本海側で大雪になりました。
シメの変動と関係があるのでしょうか。
ただ、シメの年変動は少なくともイカルやアトリとは一致していません。
もう少し北日本などの気象状況などを調べる必要がありそうです。

参加者9名 記録種24種 記録個体数265羽
次回は2月20日午前7時からです。担当:BR平野
posted by ばーりさ at 13:46| みにクル報告(宇都宮)