2013年12月30日

新大学院「兵庫県立大学地域資源マネジメント研究科」のお知らせ

まもなく新大学院「兵庫県立大学地域資源マネジメント研究科」ができます。
大学院生募集の案内が,研究科長の江崎さんから届きました。
興味のある学生さんは,以下の案内をご覧ください。

ホームページ / パンフレット / 募集要項

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以下,江崎さんからのメッセージです。
 兵庫県豊岡市に、兵庫県立大学の新大学院(地域資源マネジメント研究科)が来る4月に開設されます。当地は、コウノトリを頂点捕食者とする生物群集と生態系を直視することができる日本唯一の場所です。2005年の再導入以来、すべてのコウノトリが個体識別されているため、国内外でも類のない大規模実験サイトとして機能しています。また、当地は豊かな田園生態系、汽水・淡水魚類が豊富な円山川、ラムサール登録湿地、世界ジオパークなどを有し、それらを保全すべく行政のみならず住民による自然再生が各所において精力的に行われています。したがって、これらを研究テーマとする生態学的、応用生態工学的な研究を行うには最適な場所です。
 本研究科のモットーは「地域における大地・生物・人の歴史的なつながり」を理解したうえで,「地域の生物多様性保全,健全な生態系を前提とした地域社会づくり」に貢献できる人材を育成することです。そのために、ジオ(地球科学)・エコ(生態学)・ソシオ(人文社会科学)の教員陣を、順に3・4・3名、計10名用意し、1学年12名の修士学生の指導にあたります。
 さて、本研究科の着想のもとは、当方が携わってきたコウノトリ野生復帰事業にあります。コウノトリは「地域資源」であり、これを地域の生物多様性保全の有効なツールとして使っているからです。そして、そのためにはフィールドでの生態研究が欠かせません。また上記のように、国内のコウノトリ個体群は私どもが、毎年標識し、ほぼ完全に個体識別をしています。つまり「鳥類の生態研究にとって絶好の材料が目の前にある」というわけです。そして学生さんには「コウノトリあるいはその餌となる魚類を中心とする動物生態学の基礎研究」を行なってもらおうと考えています(むろん、コウノトリ以外の鳥の生態研究も指導します)。ただし、自然科学の基礎研究だけでは、野生復帰も地域社会づくりもできませんので、野生復帰やジオパーク等の社会事業に参加し、地域のステークホルダーと連携することを通して、理論を実践に結びつけるスキルも獲得してもらいます。
posted by ばーりさ at 09:57| その他

2013年12月28日

国際ツルシンポジウム及びワークショップ(1/17-18 鹿児島県出水)

出水市でツルのシンポジウムが行なわれます。参加費は無料。ご興味のある方はご参加ください。

国際ツルシンポジウム
 北東アジアにおけるツル類の現状と課題
平成26年1月18日 13:00-15:45
出水市文化会館

国際ツルワークショップ
 ナベヅル・マナヅルの保護と国際協力
  日韓各地のツルの現状,ツル類の標識情報
開催日 平成26年1月17日 9:00-17:30
    平成26年1月18日 10:00-11:30
開催場所 出水市ツル博物館 クレインパークいずみ

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posted by ばーりさ at 16:57| イベント情報

中央公園12月28日調査報告

今朝も厳しい冷え込みです。
参加者のWさんとIさんは市の反対側から自転車で参加してくださいました。
感謝、感謝です。

今日は12月最後の調査日。
冬も中盤に入り、ある程度今冬の鳥たちの様子がみえてきました。

公園の代表的な冬鳥のシメ。
昨年は早くから多数記録されたものの11月中旬以降はさほど多くありませんでした。
今冬は11月上旬にピークがあったのち、やっと12月中旬から増えてきました。
でも、今朝は2羽のみでまだまだ安定していないようです。

シロハラは順調に増加中。
今朝は、3羽を確認しました。
地上で採食する姿もじっくり観察できました。

ところが、メジロの少なさが気になります。
11月上旬には30羽が記録され、2010年以降の最多個体数を記録しました。
しかし、その後は急激に減少し、4年間で最も少ない冬になってしまいました。
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(2010年以降の秋冬期のメジロの最多個体数の推移)

今冬はカキやウメモドキなどが当たり年です。
周囲の人家の庭に行っているのでしょうか。
この後の動向が気になります。

同様に、ジョウビタキもほとんどみません。
個体数自体はせいぜい1、2羽ですが、例年11月にはほぼ毎回記録されます。
しかし、今冬は11月に1回記録されただけです。
宇都宮の他の調査地でも少ないようです。
今冬は平地への渡来数が少ないのでしょうか。

シジュウカラは昨年とほぼ同じような個体数です。
今朝も7羽が記録されました。
昨年は、ヤマガラやヒガラ、キクイタダキが大変多い冬でした。
ところが、今冬はまったく記録されていません。
生息状況の変動の大きさに改めて驚かされます。

ここ数年、冬に思わぬ鳥たちとの出会いがありました。
今冬はこのまま何もなく過ぎてしまうのでしょうか。
それでも今朝はウソが1羽記録されました。
この公園では4例目の記録です。
木の実が多いので居ついてくれると嬉しいのですが…。

参加者6名 記録種数22種 記録個体数181羽
次回は1月4日午前7時からです。担当:平野
posted by ばーりさ at 14:47| みにクル報告(宇都宮)

2013年12月27日

海ワシ類の写真提供お願いします(植田)

風力発電施設でのオジロワシの衝突事故が問題になっています.この問題の軽減のために,環境省の「海ワシ類における風力発電施設に関わる調査」の一環として,東京大学飯田研究室や日本気象協会と共同でワシ自動認識システムの開発を進めています.このシステムの開発には,コンピュータにワシを学習させるための写真が不可欠です。特に正面,横,斜め,後ろなどさまざまな角度からのワシの写真,またワシと間違えやすい鳥の写真が必要です。
ご提供いただける方は以下のページをご覧になって,ぜひお願いいたします。

詳細はこちら

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posted by ばーりさ at 17:21| その他

『洋上風力発電による海洋生物への影響を考える』第3回ワークショップ

洋上風力発電関係のワークショップのお知らせです。
植田が話をすることになってます。お近くの方はどうぞ。


『洋上風力発電による海洋生物への影響を考える』
第3回ワークショップ

日時:平成26年1月18日(土)10:00-12:30
場所:札幌学院大学社会連携センター(3F)
(札幌市中央区大通西6丁目)
http://www.sgu.ac.jp/rcc/map.htm

定員:50名

参加申し込み先:洋上風発WS事務局
office@yojo.kapiu.org
*参加をご希望される方は事前にご連絡ください。

[タイムテーブル]
09:30 開場
10:00 開会
10:00-10:15
  主旨説明:洋上風発の概説とワークショップの目的
  長谷川理(環境NGOカピウ)
10:15-10:50
 「風力発電がコウモリに与える影響」
  赤坂卓美(北海道大学大学院農学研究科)
 <休憩 5分>
10:55-11:30
 「レーダーで見る海上の鳥の動き」
  植田睦之(NPO法人バードリサーチ)
11:30-12:05
 「国外の海鳥モニタリング指針の概説 -国内の現状をふまえて-」
  南波興之(北海道大学 低温科学研究所)
12:05-12:25 討論
12:30 閉会

主催:環境NGOカピウ、エコ・ネットワーク
posted by ばーりさ at 16:52| イベント情報