2019年06月14日

バードリサーチ・バードソン 6/14集計

6月1日にスタートしたバードリサーチ・バードソンも6月16日が最終日。いよいよ最後の週末を迎えます。6月1〜16日の観察記録は、17日(月)までに入力してください。せっかく観察した野鳥の入力を、お忘れなく!

6月14日 11:30時点の集計です。

参加者数 144名
全員の観察回数合計 1037回
観察地点数 802地点
観察種数 245種

最新の種数と順位はこちらをご覧下さい。トップランナーの方は100種を超えました。

参加者の皆さんが観察した地点の20kmメッシュです。濃い色ほどたくさんの観察がされています。

バードソン観察メッシュ20190614.png
posted by ばーりさ at 12:19| 活動報告

NZからのムナグロの渡り(守屋)

この春のムナグロの顛末。

すこし震えるような経験をしたので報告します。

ムナグロの越冬地であるニュージーランドのPukorokoro Miranda Naturalists 'Trust(以下:ミランダトラスト)が、ムナグロの保全のために衛星追跡発信器を装着した3羽のムナグロ(アマンダ、ジョジョ、ジム)を放鳥したことが始まりです。

4月にニュージーランドを出発した3羽のうち2羽が日本にノンストップで渡来しました。
うち、アマンダは千葉県で発信が確認されたとミランダトラストからの情報が環境省の市川さんに入り、その連絡をもらいました確認しようとしましたが、その後発信器に異常があるのかアマンダの連絡が途絶えてしまいした。また、ジョジョは新潟県十日町で発信が確認されたとのこと、個体は見つかりませんでしたが、周囲の環境についてTwitterやML、BRの会員に情報提供をお願いしたところ水田耕作や環境について多くの人が写真や情報を寄せてくれました。

そんな時、伊豆沼・内沼環境保全財団の嶋田さんの紹介を受けた城県の狩野博美さんから、標識付きのムナグロについて問い合わせがありました。Facebookのシギチドリ標識グループに掲載して問い合わせたところ、ミランダトラストのDavid氏が、行方不明だったアマンダと確認。David氏は再発見に大変喜んでいました。私は全く予想しておらず、こういう偶然もあるんだと驚嘆していました。後々よく見るとアンテナが出ていましたが気づけていませんでした

その後発信器の状況から5月中旬にジョジョはアラスカに向かい、アマンダもどうやら同じ目的地に向かったようで、現在、2羽はアラスカの繁殖地について70kmほどしか離れていないところにいるとのことです。ちなみに残る3羽目のジムは、グアムにしばらく滞在したのち、中国中部沿岸を経由しロシア北極圏の高地に向かっているとのこと。

東アジア-オーストラリア地域フライウェイパートナーシップの枠組みが我々をつないでくれましたまたハイアマチュアの多い日本のバーダーのすごさも垣間見えた気がします。

ムナグロの中継地として日本の水田地帯は重要な役目を果たしているとの報告もあります(水鳥通信7号)。
今後も国際間で協力してムナグロの生態解明や保全が進めばより良いと思いました。

彼らの移動についての詳細は以下のホームページにあります。
Pūkorokoro Miranda Shorebird Centre
http://www.miranda-shorebird.org.nz/

ムナグロ足環.jpeg
写真 狩野さんが撮影されたムナグロのアマンダ
posted by ばーりさ at 04:51| その他

2019年06月13日

センサーカメラで見る北多摩BirdBathの繁殖時期

です。

 北多摩の水場カメラは、繁殖期の終盤を迎えて、シジュウカラ、メジロ、キジバトと種類がかなり限られてきています。
そこで見かけていた種が、いつごろから訪れてないのか見てみました。

センサーカメラは一分ごとに水場に鳥がいないかチェックして、訪れていれば15秒ビデオを撮影しTwitterに投稿します。
日ごとの訪問回数を3月1日から6月9日まで図にしました。

バードバスJUN.png

図1:6種の水場への訪問頻度(東京都北多摩)


ヤマガラ   2019/2/21(より以前に来なくなっていました)
ジョウビタキ 2019/3/25〇
シロハラ   2019/4/29〇
ウグイス   2019/5/3
エナガ    2019/5/3
ヒヨドリ   2019/5/13

冬鳥のジョウビタキは3月下旬・シロハラは4月末に繁殖地に向かったようです。
ヤマガラ、ウグイスは、少し離れたところではいまだ観察されていますが、この水場の周囲では繁殖環境ではないためいないようです。繁殖期には、ごく近くに水場がないとあまり利用されないものなのかもしれません。

エナガ、ヒヨドリは、周囲で観察されていますが利用していないようです。
他にいい場所があるのか、冬ほど利用しないのか、冬にいる個体と入れ替わっているのかもしれません。
さらにデータを蓄積して水場の利用についてまとめたいと思います。

バードバスのプロジェクトも始まりました。
水場の利用についてアンケートにご協力いただけたら幸いです。

IMG_4609.JPG

また数台のバードバスセンサーカメラを支援プロジェクトの助成で作成しました。
全国に振り分け設置するため、アンケートに協力いただいた方にご相談させていただくかもしれませんので、よろしくお願いいたします。






posted by ばーりさ at 13:37| 電子工作戦隊

2019年06月12日

分布拡大の夏鳥,場所により異なる開けた場所の鳥 東北行脚5日目(植田)

土曜日からの東北行脚も今日で5日目,4か所の調査を終えました。
前回の調査と比べると,夏鳥の分布拡大と開けた場所の鳥の変化の場所による違いが目につきます。

今回新たに記録された夏鳥として目立つのは,1つはこれ

サンコウチョウです。キビタキも顕著です。
そしてもう1つはこれ。

ヨタカですが,これは調査開始時刻も記録の有無に大きく効くので,もしかするとそのバイアスもあるかもしれません。

ホオジロなどの開けたところの鳥は伐開地などに依存しているところは,伐採が減って記録されなくなってしまっているところもありました。反面,雪崩地形などに依存しているところは,それほど変わっていませんでした。農耕放棄の影響も出ていて,今後もどんどん変わっていきそうです。

P6100318.JPG
雪崩地形にある低木林

今日は調査開始後はじめて晴れました。なんとなく湿ってきた寝袋や車内を乾かしてから次の調査地に向かおうと思います。温泉近くの調査地なので,温泉も楽しみです。

P6120340.JPGyamakichi.jpg

posted by ばーりさ at 09:03| 活動報告

2019年06月09日

バードリサーチ・バードソン 観察地点の分布は?

6月1日に始まったバードソンは2回目の週末に差し掛かっています。上位グループは追いつ追われつ順位が入れ替わっていて、現在トップは78種です。
種数と順位はこちらをご覧下さい。https://db3.bird-research.jp/birdathon/ranking.html

6月9日午前9時ごろのデータで集計してみました。

参加者数 109名。
全員の観察回数合計 672回。
観察地点数 518カ所。繁殖分布調査で使っている20kmメッシュにマッピングしました。観察地点が多いメッシュの色が濃くなっています。関東から関西にかけての地域と北海道に観察地点がたくさんあります。

20190609観察地点メッシュ.JPG


観察頻度の高い種トップ10
種名観察回数
ヒヨドリ312
ハシブトガラス295
スズメ293
シジュウカラ277
キジバト232
ムクドリ229
ツバメ221
ウグイス208
ハシボソガラス203
カワラヒワ191

バードリサーチ・バードソンは、インターネットで参加できます。詳しくはWebサイトをご覧下さい。

posted by ばーりさ at 18:07| 活動報告