2019年02月23日

中央公園2月23日調査報告

昨日までの暖かな日差しからどんより曇った空模様。
それでも真冬の寒さほどではありません。

日本庭園ではマンサクやウメが咲き始めました。
歩道脇で早春の風に揺れているのは可憐な白い花のセツブンソウ。
今朝はウグイスのたどたどしい囀りが聞かれました。
ここでは例年、早くとも3月中旬でしたので、だいぶ早い初鳴きです。

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 (誰が植えたのか歩道脇のセツブンソウ)

エナガやシジュウカラは群れを解き、つがいで動き回っていました。
シジュウカラは昨年の営巣木の周りで雄同士が争う姿も。
樹洞を巡って争っているのでしょうか。

ハシボソガラスも巣材をくわえて昨年の古巣へ入っていきました。
彼らも繁殖期に入ったようです。

ここに来てツグミが増えてきました。
今朝は4羽。
植え込みの地上を嘴でしきりに掘っていました。
獲物の気配を察知したのでしょう。

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   (地上で食べ物を探すツグミ)

一方、1月ごろまで個体数が多かったシメ。
結局、昨年のような大きな群れは記録できませんでした。
今朝も6羽のみでした。

アトリも初冬季に比べると数がめっきり少なくなりました。
今朝は15羽がお気に入りの場所で採餌していました。
中に、2,3羽頭部が黒くなった雄が混じっていました。

彼らの北帰行はもう少し先のようです。

参加者6名 記録種数22種、記録個体数147羽

次回は3月2日午前7時からです。担当:BR平野

posted by ばーりさ at 11:34| みにクル報告(宇都宮)

2019年02月21日

性の不思議な世界(佐藤)

「あなたは男ですが、それとも女ですか、自信をもって言えますか?」


届いた小包を開けると、ドキッとするフレーズがかかれた帯が付いた本が入っていました。

人も鳥類はもちろん、多くの生き物は性を持っています。本書では、魚類、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類、ヒト、昆虫、植物の性についてそれぞれの専門家が紹介しています。性転換する魚類、温度によって性が決まる爬虫類、オスメスを産み分ける鳥類など、面白い現象を最新の研究を含んで書かれています。

本書は5章の「鳥の性」を担当している麻布大学の戸張先生に頂きました。ここでは鳥類の性の決定様式から、受精卵から発生が進むにつれて、性分化が進むこと、さえずりと脳の関係などの最新の知見が盛り込まれています。

鳥学会では馴染みの少ない?研究分野の内容なので、私にとって、新しい知見が盛りだくさんでした。

性に興味のある方はおすすめの一冊です。

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遺伝子から解き明かす不思議な性の世界
科学が明らかにした多様性と進化の仕組み
編著=田中 実

B6サイズ/544ページ/4500円+税/2019年2月18日発売/ISBN978-4-909383-06-8/
posted by ばーりさ at 12:26| 活動報告

2019年02月13日

高校の授業を行いました2(守屋・奴賀)

【続き】

昨年末には、
都立科学技術高校で疑問に思ったことを見つけてもらって、研究計画を考えてみようという授業をさせてもらいました。
お話をいただいてから、年に1回、もう5年目くらいになると思います。

生徒の皆さんは、前日に先生の指導で近くの公園で、我々が参加する2日目に皇居の周辺でと二日間の野鳥観察を行ないます。

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野外観察は、J女史にも手伝っていただきました。
天気も良く、36種類ほどの鳥が観察できました。都心でこれだけ観察できれば上出来でしょう。
特にカモ類はいろいろいて楽しいです。

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3日目に座学を行いました。

座学は、奴賀さんに自分の研究と合わせて話してもらいました。
生徒さんが感じた疑問を整理し、既知の情報と合わせ、具体的な目的を定めます。
調査や検証の方法を考えます。
比較対照となるものを置いたり、誰もが納得するにはどうするかといったことを考えます。

同じ鳥を見ていても、それぞれ感じることは違いますね。
ハシビロガモがなぜぐるぐる回るのだろうとか、なぜドバトは目立つ場所に止まるのだろうとか。
新鮮な視点に我々も刺激を受けます。

現在教育の場では、探究活動という学習活動が必修となりつつあるそうです。
自ら問題を発見して解決する力を養うことが、野鳥を学習することで貢献できるところはあるでしょうか?

授業の仕方を工夫して、野鳥のモニタリング調査学習できるパッケージが作れないかなと思っています。

皇居で観察した鳥
2018/12/20 9:30-12:00 晴れ

1.コブハクチョウ(外)、2.ヨシガモ、3.オカヨシガモ、4.ヒドリガモ、5.カルガモ、6.マガモ、7.ハシビロガモ、8.オナガガモ、9.コガモ、10.ホシハジロ、11.キンクロハジロ、12.カイツブリ、13.キジバト、14.ドバト(外)、15.カワウ、16.アオサギ、17.バン、18.オオバン、19.ヒメアマツバメ、20.セグロカモメ、21.ユリカモメ、22.カワセミ、23.コゲラ、24.チョウゲンボウ、25.ハシブトガラス、26.ヤマガラ、27.シジュウカラ、28.ヒヨドリ、29.ウグイス、30.エナガ、31.メジロ、32.シロハラ、33.ジョウビタキ、34.スズメ、35.ハクセキレイ、36.アオジ
posted by ばーりさ at 18:20| 活動報告

高校の授業を行いました1(守屋・奴賀)

月曜日に
都立立川高校で、野鳥のモニタリングの授業を行いました。
他校の生徒や先生も含め20名ほど参加していただきました。

実際の調査を体験してもらって、なぜモニタリングを行っているのか、成果はどんな所に活かされるのかといった話をしてきました。モニタリングはバードリサーチの重要な活動の一つでもあります。

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午前中は、奴賀さんに観察のポイントを話してもらい、多摩川に調査観察に行きました。
日が出てないので底冷えしますが、風がない分まだマシでした。
野鳥の識別ができる生徒もいたりして、なかなか頼もしかったです。

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午後は座学を行いました。
また時間配分を考えずしゃべってしまいましたが、モニタリングの重要性を感じてもらって、興味を持って参加してもらえると嬉しいです。


多摩川で観察した鳥
2019/2/11 10:00-11:30 曇り
ヒドリガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、イカルチドリ、トビ、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、カワラヒワ、ベニマシコ、シメ、ホオジロ、アオジ、カワラバト(ドバト)、ガビチョウ
posted by ばーりさ at 18:09| 活動報告

2019年02月09日

2月9日中央公園調査報告

どんよりとした曇り空から細かな雪の粒が落ちてきた生憎の天気。
急いで車に戻り傘を持っての調査です。
でも、いつの間にか雪は止んでしまいました。

公園は、今年も大池の清掃が始まっていました。
先週はまだ水がありました。
しかし、今朝は深い水路部を除き乾いたコンクリートの底が現れていました。

夏からのカイツブリ、カワセミの姿はありません。
昨冬にはたくさんのシメが降りていました。
今冬はアオサギ1羽とツグミ1羽が佇んでいるだけでした。

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  (残った水路で魚を狙うアオサギ)

今朝は鳥たちも少なめです。
初冬季から私たちを楽しませてくれたアトリたち。
今日は4羽のみです。
シメも6羽とそれほど多くありません。

庭園の地上にはまだまだ多くのユリノキの実が落ちています。
それでもシメが少ないのは、渡来数自体少ないのかもしれません。
郊外の河川敷や里山も少ないままです。

例年だと4、5羽が記録されるシロハラ。
今朝は2羽を記録しただけです。
アオジも1羽だけ。

記録種数こそそこそこでしたが、ややフラストレーションが溜まる朝でした。

参加者6名 記録種数21種 記録個体数128羽
次回は2月16日午前7時からです。担当:BR平野敏明


posted by ばーりさ at 11:38| みにクル報告(宇都宮)